
屋根の劣化や雨漏りが気になり始めたとき、一番気になるのが「費用相場」です。
ただし、2026年現在の屋根リフォーム相場は、数年前とは大きく変わっています。
足場代や資材費の高騰、法改正が影響しているためです。
工法や依頼先の選び方を間違えると、予想外の出費を招くこともあります。
この記事では、年間2,000件以上の屋根修理・外壁工事を手掛ける株式会社ゼファンが、最新データに基づく費用相場を工法別・坪数別・屋根材別に解説します。
費用を抑えるコツや最新の補助金情報もあわせてご紹介します。
【一目でわかる】屋根リフォームの費用相場早見表

屋根リフォームの工法は、主に「屋根塗装」「屋根カバー工法(重ね葺き)」「屋根葺き替え」の3つです。
まずは、それぞれの費用相場と特徴を把握しておきましょう。
| リフォーム工法 | 費用相場の目安(約30坪の場合) | 耐用年数の目安 | 工期の目安 |
|---|---|---|---|
| 屋根塗装 | 約30万円 ~ 60万円 | 約7年 ~ 15年 | 約1週間 |
| 屋根カバー工法 | 約80万円 ~ 160万円 | 約20年 ~ 30年以上 | 約1週間 |
| 屋根葺き替え | 約120万円 ~ 220万円以上 | 約30年 ~ 50年 | 約1週間 ~ 2週間 |
屋根リフォーム全体のボリュームゾーンは、2026年現在約80万円~200万円です。
実際の金額は屋根の面積や劣化具合によって変わります。
【工法別】屋根リフォームの費用相場と特徴
ここからは3つの代表的な工法について、費用の内訳やメリット・デメリット、向いている家を解説します。
屋根塗装

屋根塗装は、既存の屋根材の表面を専用の塗料で塗り替えるリフォームです。
費用相場は約30万円〜60万円で、初期費用を最も安く抑えられます。
使用する塗料のグレード(シリコン、ラジカル、フッ素、無機など)によって、費用と耐用年数が変わります。
| メリット | 初期費用が安く、外観を好みの色に一新できる。 |
| デメリット | 屋根材そのものや、その下にある防水シート(ルーフィング)の劣化は直せない。 そのため雨漏りの根本的な解決にはならない。 |
| 適しているケース | 築10年前後で、屋根材のひび割れや反りなど物理的な劣化が少なく、美観を回復させたい場合。 |
屋根カバー工法(重ね葺き)

屋根カバー工法は、既存の屋根材(主にスレート屋根)を解体せず、その上から新しい防水シートと軽量な金属屋根材(ガルバリウム鋼板など)を被せる工法です。
費用相場は約80万円〜160万円です。
| メリット | ・既存の屋根を解体・撤去しないため、廃材処分費を大幅に削減できる。 ・アスベスト(石綿)が含まれる古いスレート屋根の場合、高額になりがちな撤去・処分費用をかけずに屋根リフォームができます。 ・断熱材一体型の屋根材(スーパーガルテクトなど)を使えば、屋根が二重構造になる。 これにより断熱性・遮音性が大きく高まる。 |
| デメリット | ・凹凸の大きな形状である瓦屋根の上には施工できない。 ・屋根の重量がわずかに増える。 |
| 適しているケース | 既存の屋根がスレートや板金で、下地(野地板)まで腐食が進んでいない場合。 2026年現在、コストパフォーマンスの高さから最も人気のある工法。 |
屋根葺き替え工事

屋根葺き替えは、既存の屋根材をすべて撤去し、下地(野地板)や防水シートを新しくした上で、まったく新しい屋根材を設置する工法です。
費用相場は約120万円〜250万円以上です。
| メリット | ・下地の腐朽から完全に修復できるため、家の寿命を最も長く伸ばせる。 ・重い和瓦から軽量な屋根材(ルーガやガルバリウム鋼板など)に葺き替えると、屋根の重量が半分〜10分の1になる。その結果、建物の耐震性が大幅に向上する。 |
| デメリット | ・既存屋根の撤去費や処分費(特に土葺き瓦の土やアスベスト含有材)がかかるため、費用が高額になる。 ・工期が長い。 |
| 適しているケース | ・すでに雨漏りが発生しているなど下地が傷んでいる家。 ・地震対策のために屋根を軽量化したい瓦屋根の家。 |
【坪数からすぐわかる】自宅の屋根リフォーム費用目安

屋根リフォームの費用は、家全体の広さを示す「延床面積」ではなく、実際の「屋根面積」を基準にして決まります。
屋根面積は、1階部分の床面積(建築面積)に、屋根の勾配(傾斜)や軒の出(外壁から出っ張っている部分)を考慮して、一般的に1.2倍〜1.5倍を掛けた広さになります。
ここでは、一般的な「総2階建て(1階と2階の広さがほぼ同じ家)」を想定し、よくある延床面積ごとの屋根面積と費用相場をご紹介します。
延床面積20坪(屋根面積 約40〜50㎡)の費用相場
コンパクトな住宅でも、足場を設置する基本料金はかかります。
そのため平米あたりの単価は少し割高になる傾向があります。
- 屋根カバー工法:約60万円 ~ 90万円
- 屋根葺き替え:約90万円 ~ 140万円
延床面積30坪(屋根面積 約60〜80㎡)の費用相場
一般的な戸建て住宅で最も多いボリュームゾーンです。
- 屋根カバー工法:約80万円 ~ 120万円
- 屋根葺き替え:約120万円 ~ 200万円
延床面積40坪(屋根面積 約80〜100㎡)の費用相場
屋根面積が広くなると、屋根材の必要量や施工の手間が増えるため総額は上がります。
一方で、平米単価としては安定してきます。
- 屋根カバー工法:約110万円 ~ 160万円
- 屋根葺き替え:約160万円 ~ 250万円
※同じ延床面積でも、費用相場には幅が生じます。平屋か2階建てかによって1階部分の広さ(屋根の大きさ)が変わるほか、屋根の形状(切妻、寄棟など)によって加工が必要な部品(役物)の量が変わるためです。正確な費用は現地調査での採寸が必要になります。
【部分修理】雨漏りや特定箇所の補修費用相場

屋根全体のフルリフォームではなく、一部の破損や劣化を修理する場合の相場は以下の通りです。
放置すると雨漏りの原因になるため、早めの対処が肝心です。
| 修理箇所・内容 | 費用相場の目安 |
|---|---|
| 漆喰(しっくい)工事 | 3,500円/m ~(一式 約5万~20万円) |
| 棟板金の交換・修理 | 約5万円 ~ 15万円 |
| 雨樋の交換・修理 | 3,500円/m ~(全交換 約15万~35万円) |
| 瓦の部分差し替え・補修 | 1箇所 25,000円 ~ |
| 谷入れ替え工事 | 20,000円/m ~ |
最近の屋根リフォーム費用が高騰している理由

過去にインターネットや雑誌で調べた相場より、現在の見積もり金額が高いと感じるかもしれません。
その背景には、近年の建設業界を取り巻く3つの事情があります。
建築資材と人件費の上昇
原材料費や物流コストの上昇により、ガルバリウム鋼板などの屋根材本体が値上がりしています。
目に見えない防水シート(ルーフィング)も大幅な値上げが続いています。
また職人の労働環境改善に伴って人件費のベースアップも進んでいるため、工事全体の相場が底上げされています。
足場設置基準の厳格化による足場代の高騰
2024年以降、労働安全衛生規則の改正により、職人の転落事故を防ぐ「本足場」の設置が厳格に義務付けられました。
使用する足場部材や運搬トラック、作業員数が増えたため、一般的な30坪の住宅でも足場代は従来の1.5倍〜2倍(約20万〜30万円)に高騰しています。
アスベスト(石綿)処分費の高騰
2004年以前に製造されたスレート屋根には、アスベストが含まれているケースが多くあります。
現在は解体や廃棄に関する規制が厳しくなっており、適切な処理が義務付けられています。
アスベスト含有屋根を「葺き替え」で撤去する場合、飛散防止対策や特別な処理が必要になるため、通常の撤去費に加えて数十万円単位の費用が上乗せされます。
こうした背景から、高額になりがちな撤去・処分費用をかけずに施工できる「屋根カバー工法」を選ぶ方が増えています。
屋根リフォーム費用を抑えるポイント

建築資材や足場代が値上がりしている中でも、適切な方法を選べば余計な費用を大きく抑えられます。
外壁塗装・外壁工事との同時施工で足場代を節約
屋根工事にも外壁工事にも、必ず「足場」が必要です。
屋根と外壁を別々の時期にリフォームすると、高騰している足場代(約20万〜30万円)を2回払うことになります。
同時に施工すれば足場代は1回分で済むため、トータルコストを大幅に節約できます。
火災保険の適用条件を確認する
台風の強風で屋根材が飛んだ、雪の重みで雨樋が歪んだなど「自然災害」による破損なら、ご加入の火災保険(風災・雪災補償)が適用される可能性があります。
修理費用を保険金で賄えるケースもあります。
経年劣化には適用されませんが、心当たりがある場合は保険証券を確認してみてください。
「目先の安さ」ではなく「将来のトータル費用」で選ぶ
屋根リフォームは、初期費用の安さだけで決めると将来的に損をするケースがあります。
例えば、初期費用が最も安い「屋根塗装」を選んでも、10年ごとに毎回20万〜30万円の足場代を払って塗装を繰り返せば、30年〜50年間のトータル出費は最も高くなります。
長期的に見て一番費用を抑えられるのは、耐用年数が30年以上ある次世代ガルバリウム鋼板(SGL鋼板:スーパーガルテクトなど)によるカバー工法や、超軽量瓦(ROOGAなど)への葺き替えです。
初期費用は塗装より高く見えますが、その後の大規模メンテナンスを30年以上不要にできるため、結果的に数十万〜数百万円の節約につながります。
適正な相場で屋根リフォームをするなら自社施工店へ

同じ屋根材、同じ工法でも、依頼する業者によって見積もり総額は大きく変わります。
その最大の原因は「中間マージン」です。
大手ハウスメーカーやインターネットの一括見積もりサイトを経由して依頼すると、実際の施工は下請けの地場業者が行います。
そのため、ブランド維持費や紹介手数料として15%〜40%もの中間マージンが上乗せされます。
費用を抑えつつ最高の施工品質を求めるなら、自社で職人を抱える「屋根専門の直営店(完全自社施工店)」に直接依頼するのが最も賢い選択です。
株式会社ゼファンの取り組みと適正価格の理由
年間2,000件以上の施工実績を持つ株式会社ゼファン(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀対応)は、職人が直接施工を手掛ける屋根リフォーム専門店です。
下請け業者を挟まない「完全自社施工」を行うことで余計な中間マージンを一切カットし、お客様からいただいた費用を100%工事の品質と良い材料へ還元しています。
また、不透明な「一式」表記の見積もりは一切行いません。
施工面積(㎡)や長さ(m)、使用する屋根材(スーパーガルテクト等)の単価を明記した詳細なお見積書を迅速にご提示し、適正かつ納得のいく価格での施工をお約束します。
まとめ
2026年の屋根リフォーム相場は、足場代や資材の高騰により従来よりも上昇傾向にあります。
しかし、お住まいに合った最適な工法(カバー工法や軽量化葺き替え)を選び、外壁工事とあわせて同時施工するなどの工夫次第で、トータル費用は大きく抑えられます。
コストを抑えつつ長持ちする屋根を作るには、多重下請けによる中間マージンがかからない「職人直営の専門業者」を選ぶことが重要です。
ご自宅の屋根の正確な状態や適切な工法、工事費用を把握するために、まずは専門業者による現地調査を受けてみるのがおすすめです。
株式会社ゼファンでは、経験豊富な職人が直接現場へお伺いし、ドローン点検も含めた調査・お見積もりを無料で承っております。
屋根の劣化や雨漏りでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。











