①既存雨樋の撤去
変形したり、壊れてしまった雨樋を外します。雨樋は、強風などの影響で、金具がズレておじぎしてしまったり、継ぎ目が外れたりします。そうなると、雨水をしっかり受け止め排水することができませんので、新しいものに交換する必要があるのです。
雨樋は住まいの耐久性を高める大切な設備です。目立たない場所にある雨樋ですが、雨水を集めて排水してくれるため、家を長く守るためには必須の存在です。
壊れた雨樋を放置すると外壁の外部・内部の腐食を引き起こし大変な被害となります。
雨樋が雨水をスムーズに集めて地面の排水口へ排水します。
雨水が軒裏・軒先・外壁に回り建物が腐食したりじめじめ湿気が発生します。また、地面が雨だれで水たまりができる事で建物の基礎部分や外壁庭木を傷めるのを防ぎます。
雨樋の壊れる原因で多いのは以下の5つ。原因別に修理方法も異なります。
落ち葉等の詰まり
集水器に落ち葉などにゴミがたまり水の流れが悪くなり、機能しなくなっている状態です。
雨樋の傾斜が水平や逆向きになっている
雨樋は、雨水が流れやすいように傾斜に設置されています。それがなんらかの原因で、傾斜が逆・水平になる事で水が排水されない事があります。
劣化して傷んでいる
経年劣化により痛みが出ている。
継ぎ手の部分に隙間ができている
雨樋の継ぎ手の部分に隙間ができると、その隙間から雨水が漏れるようになります。
雨・雪の影響で変形している
激しい雨や雪が降った直後は雨樋が変形し、壊れている場合があります。台風やいつもより雪が多く降った際は雨樋の確認をおすすめします。
雨樋が壊れてしまった場合、どこに修理を依頼すれば良いのか…と迷ってしまう方は多いのではないでしょうか?屋根に直接被害が出ているわけではありませんし、部分的な雨樋修理であれば、それこそ自分で行うことも可能なのではと考えてしまう人も少なくありません。しかし、雨樋というものは「住宅に降り注いだ雨水を適切に排水する」という重要な目的を持っている設備ですので、大切な家を長持ちさせることを考えると屋根修理専門業者に依頼するのが最もオススメです。雨樋が破損してしまった場合、既に屋根に何らかの不具合が生じている可能性があるため、DIYなどで部分的に雨樋の修理を行ったとしても、すぐに別の問題が生じてしまう危険があるのです。屋根修理専門業者であれば、雨樋の修理に併せて、既存屋根の状態もくまなくチェックすることができますので、何らかの問題が生じていた場合でも、早期発見・早期対応が可能です。
雨樋は屋根の近くにある事が多く、修理の際は足場代がかかる場合もありますので、屋根の修理・工事と同じタイミングで修理工事されるお客様も多いです。
雨樋の修理・工事の費用は症状・工事内容によって変わります。目安としては以下の通りです。
雨樋の交換・修理 | 6,000円前後/m |
---|---|
雨樋の継ぎ手補修 | 20,000円~50,000円/1ヶ所 |
雨樋の清掃 | 3,000円/m~ |
雨樋の全交換 | 200,000円~400,000円 (全体) |
(m数が少ない場合は一式になります。)
雨樋メーカーは、有名企業だけでも6社以上あり、色や種類を考えると100種類以上のアイテムが存在します。販売開始からそれほど経過していない雨樋であればメーカー在庫がありますので、部品交換など安価に対応できます。
雨樋は15~20年程度が耐用年数と言われています。そのため、設置から15年以上経過した雨樋が破損した場合、メーカーには既に在庫がなく、部分修理では対応できない場合があります。廃版商品の場合、雨樋の全交換となります。
雨樋の修理でも部分的な部品交換においては、足場なしで安価に修理することも可能です。1階部分の修理や、2階部分でもお客様の敷地内や隣家から梯子をかける許可がいただければ足場代を節約できます。
風災や雪災が原因で雨樋が破損した場合、火災保険を利用して無料で修理することが可能です。ただし、風災・雪災補償の特約が無い火災保険や、経年劣化で雨樋が破損したと判断される場合は適用不可となります。
変形したり、壊れてしまった雨樋を外します。雨樋は、強風などの影響で、金具がズレておじぎしてしまったり、継ぎ目が外れたりします。そうなると、雨水をしっかり受け止め排水することができませんので、新しいものに交換する必要があるのです。
支持金具は、雨樋の傾斜を決めるための重要な部品です。この部分に不具合が出ると、雨樋全体の傾斜がズレて排水不良を起こします。雨樋交換の際は、古い金具を撤去し、適切な勾配を保ちながら新しい金具を取り付けます。
支持金具の取り付けが終わったら、その上に新しい雨樋を設置していきます。雨樋にも色や形状、上から吊るタイプ、下から固定するタイプと種類がいろいろありますが、住宅全体のデザインも考えて最適な雨樋をご提案します。
雨樋の設置完了後、排水テストで水の流れを確認し、異常が無ければ雨樋交換工事は完了です。雨樋の排水テストは、特定の箇所に少量の水をたらし、その水が一定方向にきちんと流れていくかを確認します。
雨樋の一部分が大きく割れてしまっています。この状態では水漏れで周囲を濡らしてしまい、トラブルに発展します。メーカー側に在庫があったため、部分的な交換となります。
今回は、既存雨樋のたてどい部分を取り外し、新しいものに交換しました。今回のように、メーカーに在庫が残っている場合は、部分的な部品交換が可能ですので安価に雨樋修理を実行できます。
パナソニック ファインスケア NF-I型
軒先一体型で屋根材との一体感をアップ。
熱に強い、雪・土砂の重みに強い、衝撃に強い、紫外線に強い。
カラーバリエーション豊富。
パナソニック グランスケア PGR60
直線ラインを強調したデザインが、すっきりとした軒先を演出。
耐候性向上仕様、カラーバリエーション豊富。
パナソニック シビルスケア PC50
二重曲線のデザインが独特の陰影を生み、軒先を優雅に彩ります。
耐候性向上仕様、カラーバリエーション豊富。
パナソニック アイアン丸105
屋根を優しく飾る、やわらかな曲線の美しさ。強度・耐久性にも優れています。
パナソニック たてとい60用
シンプル部材
シャープなデザインで、軒下をすっきり引き締めます。
パナソニック メタリック調たてとい60
つなぎ目の目立ちにくいスタイリッシュな形状のたてとい。
パナソニック たてとい瞬水S15
高耐候性仕様の角形状のたてとい。
パナソニック たてといS30
高耐候性仕様の角形状のたてとい。
パナソニック たてとい60
耐候性向上仕様の丸形状のたてとい。
止まりは「とまり」と読みます。この部品は、軒樋の端に取り付ける部材となります。止まりを取り付けることで、軒樋を流れる雨水をせき止めることができるようになります。要は軒樋の端です。
軒樋金具とも呼ばれます。名称からもイメージできる通り、軒樋を支えるための金具のことを指しています。とい受け金具にも、「打ち込み」「正面打ち」「横打ち」など、さまざまな種類があります。
軒継ぎ手(のきつぎて)とも呼ばれます。この部材は、軒樋同士をつなぐために取り付けられるものとなります。軒樋の既製品は、1本1.8~4mで作られていますので、それを繋げて雨樋を作るのです。
雨樋の主役となる部材がこの軒樋です。軒樋は屋根に落ちた雨水を受け止め、建物外に排水するための部材です。軒樋は傾斜をつけて設置され、下で紹介する集水器に向かって雨水が流れていきます。
軒樋が屋根に落ちた雨水を受ける場所なら、集水器は軒樋が受けた雨水を集めるための部材と言えます。文字通り「集水する」ための部材となります。集水器に集まった水はたて樋に送られます。
集水器に集まった雨水を地中へ排水するための筒状の部材が『たて樋』と呼ばれます。たて樋は、1本の長さが最長3mとなっているため、軒樋と同じく何本かを繋げて使うことになります。
DIYを趣味にしている方が増えている近年では、ご自宅の雨樋が破損した場合、ご自身で修理してみようと考える方も多いです。しかし、雨樋に関しては、DIYで修理できるケースと出来ないケースがありますので注意してください。特に、屋根に関して詳しい知識もない方が屋根に登って修理してしまうと、足の踏み場を間違って屋根材を破損させてしまうなど、雨漏りの原因を自ら作ってしまうリスクもあるのです。その他にも、屋根から転落してしまい、大怪我をしてしまうなどのリスクもありますので、ご自身で雨樋修理を行う場合は、必ず二人以上で作業するようにしましょう。
雨樋修理をDIYで行う場合、ホームセンターなどで材料や道具を購入しなければいけません。雨樋の小さな割れなどであれば防水テープやコーキングで埋めることができるでしょう。部品ごと交換する必要がある場合は、雨樋の形状やどの部品が必要なのかチェックしておく必要があります。在庫が無い場合もあります。
1階部分の雨樋修理であれば、梯子をかけて修理することが可能です。破損状況に合わせて修理が可能でしょう。ただし、2階部分の雨樋修理に関しては、高所作業となりますのでDIYによる修理はオススメできません。転落、屋根材の破損リスクがありますので、プロの屋根修理業者に依頼するのがオススメです。
梯子をかけてご自身で雨樋の修理を行う場合、必ず二人以上で作業を行いましょう。しっかりと梯子を固定する人員がいなければ非常に危険です。万一、転落事故があった際には、すぐに対処可能な体勢を作りましょう。なお、一般の人が屋根に登ると、屋根材を破損させてしまうリスクがあるので、梯子が使用できない場所はプロに依頼しましょう。
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