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【京都府京都市】玄関庇のトタン屋根を立平葺きで改修|箱樋をなくして雨樋PC50を新設

BEFORE

AFTER

施工データ

・工事概要  玄関庇 改修工事
・施工費用  15万円
・施工面積  -
・屋根の形  玄関庇
・工期    1日
・施工時期  -

スタッフコメント

今回ご紹介する施工事例は、京都府京都市でおこなった玄関庇の屋根改修工事です。

既存の玄関庇にはトタン屋根が施工されていましたが、長年の雨風による経年劣化で全体的に錆が進行していました。

特に問題となっていたのが箱樋部分です。

箱樋には錆による腐食で穴が開いており、このままでは雨水が建物内部へ浸入する可能性が高い状態でした。

そこで今回は単純に傷んだトタンを補修するのではなく、既存の箱樋を撤去して屋根形状そのものを変更しました。

ゴムアスファルトルーフィングで新しい防水層をつくり、ガルバリウム鋼板0.35mmによる立平葺きを施工しています。

さらに屋根を軒先方向へ延長することで既存の箱樋をなくし、軒先にはパナソニックの雨樋PC50を新設しました。

破風部分についてもガルバリウム鋼板で包み、玄関庇全体を改修しています。

施工内容

玄関庇改修工事

既存屋根:トタン屋根

新設屋根:立平葺き

使用材料:ガルバリウム鋼板0.35mm

下葺材:ゴムアスファルトルーフィング

破風:板金巻き

既存箱樋:撤去

屋根:軒先方向へ延長

新設雨樋:パナソニック PC50

玄関庇のトタン屋根に錆が発生

今回の玄関庇はトタンで施工されており、経年劣化による錆が広範囲に発生していました。

トタンは以前の住宅で屋根や庇などに多く使用されていた金属材料です。

金属屋根のため軽量ですが、長期間雨や湿気の影響を受けると錆が発生しやすく、塗膜がなくなった状態を放置すると徐々に腐食が進行します。

錆が表面的な段階であれば塗装などで対応できる場合もありますが、腐食が進み穴が開いている場合には塗装だけでは根本的な改善にはなりません。

今回は屋根だけではなく箱樋部分まで腐食が進んでいたため、玄関庇全体の雨仕舞いを見直す改修工事をおこないました。

箱樋には錆による穴を確認

今回特に劣化が進んでいたのが箱樋部分です。

現地で確認すると金属部分の腐食が進み、実際に穴が開いている状態でした。

箱樋とは屋根の内側などに設けられた雨水を受けるための樋です。

一般的な軒先に取り付ける雨樋とは異なり、建物や屋根の内部側に雨水の通り道をつくる構造となっています。

正常な状態で適切に排水できていれば問題ありませんが、箱樋は雨水が集中する部分です。

そのため経年劣化によって錆や穴が発生すると、雨水がそのまま建物側へ浸入する原因になることがあります。

箱樋は雨漏りした場合の影響が大きい

箱樋で特に注意したいのが、劣化した際の雨漏りです。

一般的な軒樋であれば、穴が開いて雨水が漏れても建物の外側へ落ちるケースが多くなります。

一方、箱樋は建物内部側に設けられていることが多いため、穴が開くと雨水が屋根下地や壁内部へ直接浸入する可能性があります。

さらに落ち葉やゴミなどによって排水口が詰まると、雨水が溜まってオーバーフローすることもあります。

箱樋という構造自体がすべて悪いわけではありませんが、一般的な外付けの雨樋と比較すると、雨漏りが発生した場合の影響が大きくなりやすく、定期的な点検やメンテナンスが重要な部分です。

今回は既存箱樋の腐食が進んでいたため、同じ形状で復旧するのではなく箱樋そのものをなくす方法で改修しました。

既存の箱樋を撤去して屋根形状を変更

今回の工事で大きく変更したのが雨水の排水方法です。

既存の箱樋を撤去し、屋根そのものを軒先方向へ延長しました。

そして屋根の先端に一般的な軒樋を取り付ける形状へ変更しています。

屋根工事では傷んだ部分を単純に元通りにするだけが正解とは限りません。

既存の屋根形状に雨漏りしやすい部分やメンテナンスしにくい部分がある場合には、可能であれば屋根形状や雨水の流れそのものを見直す方法があります。

今回も腐食して穴が開いた箱樋を新しく作り直すのではなく、屋根を延長して箱樋自体をなくすことで、よりシンプルに雨水を排水できる形状へ変更しました。

ゴムアスファルトルーフィングで防水

既存箱樋を撤去して下地を整えた後は、ゴムアスファルトルーフィングを施工しました。

ルーフィングは屋根材の下に施工する防水シートです。

完成後にはガルバリウム鋼板に隠れてしまいますが、屋根の防水性能を考えるうえでは非常に重要です。

雨水は基本的に表面の金属屋根を流れて排水されますが、強風を伴う雨などによって屋根材の内側へ雨水が入り込む可能性があります。

その場合に建物内部への雨水の浸入を防ぐのが防水シートです。

特に今回のように既存屋根で錆や穴が発生していた場合には、表面の屋根材だけではなく防水層からしっかりと改修することが重要です。

ガルバリウム鋼板0.35mmで立平葺き

新しい玄関庇には、厚さ0.35mmのガルバリウム鋼板を使用して立平葺きを施工しました。

立平葺きは金属板を屋根の流れ方向に施工する工法です。

棟側から軒先側まで雨水を流しやすく、比較的勾配の緩い庇や屋根でも使用される工法です。

今回も箱樋をなくして屋根を延長し、立平葺きによって軒先まで雨水を流す形状へ変更しました。

ガルバリウム鋼板は従来のトタンと比較して錆に強く、現在の金属屋根や板金工事で広く使用されている材料です。

もちろんガルバリウム鋼板であっても永久に錆びないわけではありません。

切断部分や傷、施工環境などによって劣化状態は変わるため、材料の性能だけではなく適切な加工と施工が重要です。

破風部分も板金でカバー

今回の工事では屋根だけではなく、破風部分についても板金巻きをおこないました。

破風は屋根の端部にあるため、雨や紫外線の影響を受けやすい部分です。

既存の破風をガルバリウム鋼板で包むことで、雨水が直接当たりにくい状態にしました。

また、屋根を新しいガルバリウム鋼板へ変更し、破風についても同じ金属板で仕上げることで玄関庇全体の外観に統一感が生まれます。

屋根だけを新しくするのではなく、周辺部分まで合わせて改修したことで見た目も大きく変わりました。

軒先にパナソニックPC50を新設

屋根を延長した軒先には、新しい雨樋としてパナソニックのPC50を施工しました。

これまで箱樋へ流れていた雨水を、新しく施工した立平屋根から軒先の雨樋へ流す構造へ変更しています。

一般的な軒樋は屋根の外側に設置されているため、箱樋と比較すると状態を目視で確認しやすく、清掃や交換などのメンテナンスもしやすくなります。

屋根工事では屋根材だけではなく、最終的に雨水をどのように雨樋へ流し、建物から排水するのかまで考えることが重要です。

今回も屋根、破風、雨樋を一体で施工することで、玄関庇全体の雨仕舞いを見直しました。

傷んだ部分を直すだけではなく雨仕舞いそのものを改善

今回の工事で重要だったのは、穴が開いた箱樋だけを交換しなかったことです。

既存と同じ箱樋を新しく施工すれば、一時的にはきれいに直すことができます。

しかし将来的には再び箱樋の点検やメンテナンスが必要になります。

そこで今回は屋根を延長し、雨水を軒先のPC50へ直接流す形状へ変更しました。

既存住宅の屋根改修では、現在の形をそのまま復旧するだけではなく、現場条件が許せば雨漏りしにくくメンテナンスしやすい形状へ変更することも選択肢となります。

特に築年数が経過したトタン屋根や玄関庇では、過去の施工方法を現在の材料と板金技術を使って改修できるケースがあります。

玄関庇は小さくても雨仕舞いが重要

玄関庇は住宅全体の屋根と比較すると面積の小さな部分です。

しかし、小さい屋根だから簡単な工事というわけではありません。

壁との取り合い、軒先、破風、雨樋などが近い範囲に集中しており、それぞれの雨仕舞いを考えて施工する必要があります。

特に今回のように既存の箱樋を撤去して屋根形状そのものを変更する場合には、雨水がどの方向へ流れ、どのように雨樋へ排水されるのかを考えて板金を加工する必要があります。

こうした小さな屋根ほど、現場に合わせた板金加工と職人の施工技術が重要になります。

京都府京都市で玄関庇やトタン屋根の修理をご検討の方へ

玄関庇やトタン屋根に赤錆が発生している場合には、腐食がどこまで進んでいるかを確認することが大切です。

表面的な錆であれば塗装などで対応できる場合がありますが、今回のように穴が開くまで腐食している場合には板金そのものを改修する必要があります。

また、箱樋から雨漏りしている場合には、既存箱樋を修理するだけではなく、建物の形状によっては箱樋をなくして屋根と雨樋の形状を変更できる場合もあります。

株式会社ゼファンでは、玄関庇、トタン屋根、立平葺き、破風板金、雨樋交換など、屋根と板金を含めた改修工事をおこなっています。

京都府京都市で玄関庇の錆や箱樋からの雨漏り、トタン屋根の劣化、ガルバリウム鋼板による屋根改修をご検討中の方は、屋根、外壁、雨樋工事専門店の株式会社ゼファンまでお気軽にご相談ください。

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