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2022.02.28

屋根の劣化症状別に補修方法・料金を事例で詳しく解説

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「自宅の屋根瓦にヒビが入っている」
「台風で瓦が剥がれてしまった」
「新築してから20年以上経過している」

とお悩みの方へ。屋根は毎日日差しや雨風にさらされており、気づかないうちに劣化が進んでいるものです。日本には複数の屋根材があり、その種類や劣化の度合いによって最適なメンテナンス方法は変わります。

屋根の劣化には下記のようなものがあります。

  • 瓦のずれ
  • 瓦のひび割れ
  • 漆喰の劣化
  • 塗装の剥がれ
  • コケの発生
  • 金属屋根のさび

和瓦、トタン屋根、スレート、セメント瓦など日本の屋根の素材は様々です。しかしどの素材も屋根材の下に野地板など下地があります。表面の劣化を放っておくとやがて内部に雨水などが侵入し、雨漏りの原因にもなります。

この記事では今の屋根の劣化が気になる方に向けて、屋根材別の主な劣化の理由と、それに対する補修内容工事日数、かかった料金について事例を交えて解説します。ぜひ劣化が気になる屋根メンテナンスの参考にしてください。

屋根劣化事例1:かわらの塗膜の剥がれ、ひび

  • 工事概要  屋根葺き替え工事
  • 施工費用  80万
  • 施工面積  51㎡
  • 屋根の形  切妻
  • 工期    1日

瓦屋根の塗装は、日光の熱紫外線鳥のフンなどの外部要因で劣化が進みます。塗料の寿命は長くても10年ほどで、経年劣化によりどうしても剥がれてしまうのです。

また台風などの災害は瓦屋根に大きなダメージを与え、クラックという髪の毛ほどの細い割れやシーリングの剥がれに直結します。

放置すると塗装はさらに剥がれますし、クラックは雨漏りの原因になりかねません。瓦屋根の場合、強風で飛散すると近隣に迷惑をかけてしまう恐れもあり早めのメンテナンスが必要です。

瓦屋根の場合、既存屋根をそのままに新しい屋根材を重ねるカバー工法はできません。瓦屋根の重量自体が重いので、屋根が重くなりすぎてしまいます。そのため葺き替え工事で全面的に屋根材を新しくする手法が一般的です。

掲題の事例は、セキスイかわらUからスーパーガルテクトへ全面葺き替えた事例です。実はお隣のお家を工事中破損に気が付き、ゼファンからお声かけをさせていただきました。塗膜の剥がれ・クラックなど破損部分が数か所あり、葺き替えが最善と思いご提案させていただきました。

耐久性・耐震性の高いスーパーガルテクトは、瓦屋根の和風住宅にもマッチします。シェイドブラックの屋根材で、新築同様の屋根に生まれ変わりました。

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屋根劣化事例2:瓦棒屋根のさび

  • 工事概要  瓦棒カバー工法+1部塗装工事
  • 施工費用  85万
  • 施工面積  65㎡
  • 屋根の形  寄棟
  • 工期    2日

瓦棒とはトタン屋根のことで、掲題の事例は心木という細い角木材を等間隔に並べたタイプです。トタン屋根は軽くて費用も安く、かつては人気がある屋根材でした。しかしトタン屋根に使われるトタンは金属で、サビやすいというデメリットがあります。

特に海が近い地域では潮風に含まれる塩分で塩害が起きやすく、錆びやすくなります。

トタン屋根は鉄の表面に亜鉛メッキを施工しており、このメッキがはがれると鉄が露出するためサビが起きてしまうのです。放置すると穴あきや雨漏りにつながるので、メンテナンスしなければいけません。

トタン屋根は軽量なので、下地の状態がよければカバー工法や塗装で対処できます。下地の状態が悪ければ全面葺き替えが必要で、錆がひどい場合も塗装は不可能ですので、プロによるチェックが必要です。

兵庫県赤穂市のお客様の事例は、瓦棒部分の劣化やサビがひどい状態でした。家の近くには海があるため塩害が激しく、大阪の方では見かけないくらいの劣化具合です。

しかし下地はしっかりしていたため、既存屋根を残すカバー工法で綺麗な屋根になりました。テラス周りは塗装を行っています。サビを落とすケレン作業をしっかり行ったので、塗料もしっかりのりました。

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屋根劣化事例3:カラーベストの割れ

  • 工事概要  屋根重ね葺き工事(コンパネ増し張り工法)
  • 施工費用  66万円
  • 施工面積  51㎡
  • 屋根の形  棟違い屋根
  • 工期    4日間

薄板化粧屋根材のカラーベストでは、多くの住宅で数枚の割れが発生しています。強風で大きな物が直撃したわけでもないのに割れている場合、多くの原因は誰かが踏んだことによる踏み割れです。

屋根のプロである工事業者が踏み割ってしまうことは考えにくいですが、アンテナなど別の工事業者の方が屋根を歩き、知らない間に踏み割ってしまうことは珍しくありません。

また、釘の打ち込みがあまい場合、その部分を踏んでしまうと割れてしまうこともあります。このように、新築時からの割れが原因であるケースも多いものです。

カラーベストの割れを補修する方法は、軽度ならシーリングで補修できます。しかし割れた部分から雨漏りが発生している場合は、下地部分を取り替えたり重ね葺きしたりという補修が必要です。

大阪府寝屋川市のお客様の事例では、カラーベストの一部が割れており雨漏りも発生していました。割れ目から雨水がしみ込んでいたことが原因です。

お客様は、割れた屋根材の一部と、棟板金の交換をご検討されておりました。チェックしたところ下地の野地板も劣化していたので、古い屋根材の上に野地板(コンパネ)を重ね張りするコンパネ増し張りをご提案しました。

(もし屋根材が劣化していた場合、数枚差し替える工事は、めくり作業の際に既存屋根を割ってしまうリスクがあるためおすすめしません。)

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屋根劣化事例4:和瓦の割れ・漆喰の剥離

  • 工事概要  和瓦からROOGA鉄平へ葺き替え工事
  • 施工費用  約160万円
  • 施工面積  約110㎡
  • 屋根の形  寄谷屋根
  • 工期    6日

伝統的な和瓦は丈夫ですが、落下物やアンテナの転倒、室外機の設置などが原因で割れてしまいます。また、冬に瓦内部の微量な水分が凍って体積が膨張することを繰り返して瓦の表面が剥がれる凍て割れも原因です。

漆喰は雨風や湿度、温度変化に何十年もさらされることで、劣化や割れを起こします。地震などで瓦が動くことでもダメージを受け、排水機能が落ちて棟内部に雨水が浸入することで内部の漆喰も劣化するのです。

和瓦の住宅は30年以上経過している場合も多く、屋根全体の劣化が目立ちます。そのため、全面葺き替えで屋根を一新する方法をおすすめしています。

大阪府豊中市の事例では、経年劣化による瓦の割れや漆喰の剥離が目立っていました。また雨樋も劣化しており、水が正常に排水できません。そこで屋根の葺き替え工事と雨樋の交換をご提案しました。

新しい屋根材はケイミュー社のROOGA鉄平です。鉄平石の素材や風合いをリアルに再現した屋根材で、和瓦のようなデザインが魅力です。「和風住宅に合う屋根材がいい」「和瓦の雰囲気が好きだ」というお客様には、ROOGA鉄平をご提案しています。

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屋根劣化事例5:セメント瓦の塗装の剥離、コケ

  • 工事概要  屋根葺き替え工事
  • 施工費用  220万円
  • 施工面積  160㎡
  • 屋根の形  寄棟 入母屋
  • 工期    10日

セメントで作られたセメント瓦は、陶器の和瓦よりも安価で製造しやすく、1980年代に広く普及しました。2020年代になると築30~40年ほど経過しており、そろそろ本格的なメンテナンスが必要です。

セメント瓦にコケが増えてしまう原因は水分です。排水機能が落ちて水切れが悪くなることで、コケが発生してしまいます。コケのみなら高圧洗浄で掃除できますが、ほかの部分も劣化しているなら全面葺き替えがおすすめです。

またセメント瓦自体に防水機能がなく、塗装が必要な屋根材です。過去にセメント瓦を塗装でメンテナンスした場合、経年劣化で塗装が剥離してしまうケースがあります。しかし10年以内に剥離する場合、塗装時の洗浄不足乾燥の不十分といった原因も考えられます。

京都府木津川市のお客様は、数年前に塗装されたものの数年でコケや剥離が起きてしまいお問い合わせをいただきました。調査の結果、屋根葺き替え工事をご提案しました。

10人体制のレッカー車で搬入を行い、セメント瓦の解体や屋根の下地施工まで行っています。新しい屋根材は、和風の住宅にマッチするROOGA鉄平のメタル仕様です。ROOGAはセメント瓦の1/2の重さで、塗膜の耐久性も高く割れにくい点が魅力です。

全面葺き替え工事により、新築同様に見違える屋根となりました。

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まとめ

屋根材の劣化について、素材別の主な劣化原因や補修方法、事例をご紹介しました。この記事をまとめます。

  • 和瓦は劣化が激しいケースが多く、葺き替え工事が一般的である
  • 和瓦や水分の膨張などで割れてしまうことがある
  • 瓦棒屋根やトタン材や塩害が激しくこまめなメンテナンスが必要
  • セメント瓦は塗装しても剥離やコケが発生してしまう

屋根の劣化は放置すると雨漏りにつながる可能性が高く、劣化が気になるなら早めのメンテナンスが必要です。しかし劣化した屋根材をどう補修するのがベストかわからず、悩む人も少なくありません。

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