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2021.11.30

屋根リフォームの見積書の見方、注意してみるポイント、費用相場を紹介

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「屋根リフォームの見積もりをもらったけれど、適正価格かどうかわからない」
「見積書のどこを確認すればいいかわからない」

とお悩みの方へ。

屋根リフォームの見積書は書き方が複雑で、一般の人は理解しにくいものです。屋根の大きさや使う素材で費用も大きく変わるので、相場が分からない・判断できないと悩む方も多いものです。

この記事では屋根リフォームの見積もりについて、その見方や注意するポイント、素材別の費用相場をご紹介します。この記事を読めば、見積もりの見方や相場に関する悩みが解決できるでしょう。

屋根リフォーム見積書の項目の見方

屋根リフォームには3種類の工事があります。

1.屋根塗装
2.屋根カバー工法
3.屋根葺き替え工事

1.屋根塗装

屋根塗装は、主にトタン屋根スレートといった屋根材に行うリフォーム方法です。色落ちを補修するだけではなく、屋根材の防水性向上など機能面の役割が大きな目的となります。

近年の塗料は機能性が高まっており、塗装だけで外気を遮断したり断熱性を高めたりして家の中を快適に保つ効果があります。

2.屋根カバー工法

屋根カバー工法(重ね葺き工事)は、既存屋根に新しい屋根材を重ねてリフォームする工法です。既存屋根をそのままにするため撤去費用が発生せず、工期も短くできます。

しかし屋根カバー工法は屋根を二重に設置するため、屋根が重くなります。また、屋根内部が劣化していても補修できません。

3.屋根葺き替え工事

屋根葺き替え工事は、既存の屋根を解体して下地も含めて撤去し、新しい屋根材を葺き直す工法です。ご紹介した3つの手法のなかで最も大掛かりな工事ですがその効果は大きく、屋根全体が新築同様に生まれ変わります。

屋根葺き替え工事は既存屋根の撤去にコストがかかり、費用は安くありません。下地も全て取り替えるため工期も長くなります。しかし内部の劣化も補修でき、屋根の機能性や寿命が大幅に向上する点が大きなメリットです。

屋根リフォームの見積書の見方(葺き替え工法)

葺き替え工法を例にした屋根リフォームの見積書の見方についてご紹介します。

  • 140平米の屋根葺き替え・和瓦めくりからのスーパーガルテクトの見積書の例
見積もりの項目

上記のように、見積書は作業工程・内容などで構成されています。上記の見積もりは19項目の内訳が記載してありますが、大まかに分けると「既存の屋根を廃棄する費用」「新しい屋根材の部材と工事の費用」「足場のレンタル・設置代金」の3つです。

葺き替え工法では、まず既存の屋根材を撤去しなければいけません。瓦屋根は1つずつめくって丁寧に撤去しており、工事代金廃棄費用も必要となります。

また屋根工事は高所作業ですので足場が欠かせません。屋根工事ではどんな工法であっても、足場の設置代金が発生します。

見積書は専門用語が多く、一般の方にはなかなかわかりにくいものです。下記の図を参考にして屋根の部材を理解すると、もっと見積書の内訳を把握できます。

屋根は上記のように、様々な部材で構成されています。見積書では「ケラバ水切り」と記載していますが、これは屋根の「けらば部」に必要な部材ということがわかるでしょう。

では、次に屋根リフォームの見積書を見るときに気を付ける点を紹介します。

屋根リフォームの見積書を見るときに気を付ける点

屋根リフォームの見積書を受け取ったら、以下の6つに気を付けて確認してみましょう。

  • 工事の詳細がきちんと記載されているのか?
  • よく分からない費用が重複している?
  • 使用する建材の名称、型番などが確りと記載されているか?
  • 数量や面積が間違っていないか確認
  • 意味不明なキャンペーン等で割安感を出しているのであれば注意
  • 見積書が契約書になっている場合があるので注意

順番に解説します。

工事の詳細がきちんと記載されているのか?

見積書を受け取ったら、まずはその項目を見ましょう。前述した140平米の屋根葺き替えの見積もりでは、「既存の屋根を廃棄する費用」「新しい屋根材の部材と工事の費用」「足場のレンタル・設置代金」という3つの工程に分けて詳細を明記しています。

葺き替え工事なら、屋根下地の補修や防水シートの取替といった工事も必要です。それらの項目を分けて記載しているかは、きちんとチェックしなければいけません。

注意すべきなのは、「○○一式」ばかり書かれたシンプルな見積書です。これはどんぶり勘定のようなもので、説得力がありません。見積もりの細かい解説や修正を嫌がるような業者なら、除外したほうがいいでしょう。

よく分からない費用が重複している?

シンプルすぎる見積書は要注意ですが、あまりに複雑な見積書も注意が必要です。例えば葺き替え工事における既存屋根の撤去費用で、運搬費撤去費処分費諸費用…と似た項目が並んでいたら、受け取った側は何が違うかよくわかりません。業者にきちんとした説明をお願いしましょう。

使用する建材の名称、型番などがしっかりと記載されているか?

屋根材や下地材には必ず名称や型番が存在します。型番ごとで費用は違いますから、見積書にも型番が明記されているか確認しましょう。

例えば塗装工事なら下塗り・中塗り・上塗りと3工程あり、各工程で使用する塗料の名称も必要です。建材の型番やグレードは耐用年数にも影響しますから、見積書にも明記しなければいけません。

数量や面積が間違っていないか確認

屋根工事では、面積で数量を記載する方法が一般的です。見積書を受け取ったら、まずは自分の屋根の面積量で記載されているか確認します。採寸の結果多少の誤差が出ることは珍しくありません。しかし10㎡以上違う場合は見積書が間違っている恐れもあるので、業者に確認してみましょう。

意味不明なキャンペーン等で割安感を出しているのであれば注意

足場無料半額など、大幅な値下げで契約を取り付ける悪徳業者は少なくありません。しかしキャンペーンでお得感を強調しつつ、実際は見積もりを複雑にしたり「○○一式」などどんぶり勘定にしたりすることで帳尻を合わす業者は多いものです。

高額な工事になると、端数を値引くといったことは珍しくありません。しかし意味不明なキャンペーンで大幅に値引き、不明瞭な見積もりを提示する業者は注意が必要です。

見積書が契約書になっている場合があるので注意

本来見積書と契約書は別物です。しかし見積書にお客様確認印などの欄を作り、見積書にサイン=契約として話を進める悪徳業者の手口があります。特に高齢者を狙う悪徳業者に多く、見積書に署名捺印欄があれば注意しなければいけません。

「相見積もりを取らないお約束で、これだけ値引いた見積書を出します」という業者もいます。しかし相見積もりは一般的なことで、契約者は気にする必要はありません

では、屋根リフォームの工事料金の相場について見てみましょう。

屋根リフォームの工事料金の相場

屋根リフォームの工事料金は、施工方法、屋根材、面積の3つで決めます。順番に解説します。

屋根リフォームの工事料金の相場

工法ごとの修理・工事料金の相場は以下の通りです。

工事の内容・メリット費用目安
屋根葺き替え工事下地を含む屋根材を撤去して、すべて新しいものに取り替える工法です。
既存の屋根を取り外すので、防水シートや野地板などの内部の補修もでき、屋根の耐久性と寿命を向上させます。
※ベスト、セメント瓦(土無し)から葺き替える場合 13,500円/㎡~
※瓦屋根(土あり)から葺き替える場合 15,500円/㎡~
15,500円~/㎡
カバー工法既存の屋根材の上に新しい屋根材を設置する工法で、屋根の傷みがそれほど進んでいない場合などに有効です。既存の屋根を解体しないため、費用を抑えることができ、短時間で終わります。9,000円~/㎡
屋根塗装最も手軽なリフォーム方法である屋根塗装は、屋根材の塗料を塗り替える工法です。塗り替えで美観の保護だけでなく、防水や耐遮熱にも効果があります。4,000円~㎡
雨樋工事屋根から流れ落ちる雨水を受け止め地上へと流し込む雨樋の割れ、傷みの修理を行います。3,500円~㎡
漆喰工事漆喰の劣化を修復する工事です。瓦を固定する役割の漆喰の劣化は雨漏りの原因になる場合もあります。3,500円~㎡
谷入れ替え屋根の谷間で、排水する樋の役目をする谷の入れ替えを行う工事です。放置しておくと雨漏りの原因になることがあります。20,000円~㎡
瓦の補修工事劣化や破損についての瓦の修繕、取り替えを行います。1か所25,000円~

住宅図面がない場合の、屋根面積の大体の求め方

図面がない場合、ゼファンでは無料で屋根を計測します。しかし「ざっくりとでいいから知りたい」という場合は、以下の方法で計算できます。

  • 緩勾配の場合:床面積×1.1
  • 急勾配の場合:床面積×1.2
  • 一般的な和瓦の場合:一坪(約3.3㎡)×53枚

屋根の使用枚数が分かる場合は、枚数から算出できます。瓦は50枚前後/坪使われるため53枚として、全枚数を53で割り3.3㎡をかけると面積が把握できます。

しかし上記は和瓦の場合で、セメント瓦の場合は1枚が大きく40枚前後/坪となります。

屋根材の平米別の見積り金額目安

屋根材として一般的な7種の屋根材について、各金額をご紹介します。

屋根の平米は、ご自宅の大きさ・形状によって異なります。 以下は平米単位の目安になりますので、こちらで大体の費用感を掴んで頂くことができます。
※屋根工事のみの単価になります(雨樋工事・足場工事除く)

ROOGA雅
17,500円~/㎡

  • 工事概要 屋根葺き替え工事
  • 施工面積 50㎡~80㎡
  • 施工費用 17,500円×50㎡=875,000円~

ROOGA鉄平
17,500円~/㎡

  • 工事概要 カラーベストからROOGA鉄平へ葺き替え工事
  • 施工面積 50㎡~80㎡
  • 施工費用 17,500円×50㎡=875,000円~

ROOGA鉄平(メタル)
16,500円~/㎡

  • 工事概要 屋根葺き替え工事
  • 施工面積 50㎡~80㎡
  • 施工費用 16,500円×50㎡=825,000円~

カラーベスト遮熱グラッサ
14,000円~/㎡

  • 工事概要 屋根葺き替え工事
  • 施工面積 50㎡~80㎡
  • 施工費用 14,000円×50㎡=700,000円~

カラーベストコロニアルグラッサ
13,500円~/㎡

  • 工事概要 屋根葺き替え工事
  • 施工面積 50㎡~80㎡
  • 施工費用 13,500円×50㎡=675,000円~

ガルテクトフッ素(カバー工法)
10,000円~/㎡

  • 工事概要 屋根カバー工事(カラーベストからIG工業スーパーガルテクトフッ素)
  • 施工面積 50㎡~80㎡
  • 施工費用 10,000円×50㎡=500,000円~

ガルテクト(カバー工法)
9,000円~/㎡

  • 工事概要 カラーベストからガルテクト(IG工業) カバー工法+下屋塗装
  • 施工面積 50㎡~80㎡
  • 施工費用 9,000円×50㎡=450,000円~

屋根リフォームの優良業者と悪徳業者の見分け方

屋根工事は高額で、消費者をだます悪徳業者が後を絶ちません。いざ契約するとなると、どの業者が優良なのか悪徳なのか悩む方も多いものです。

まず、訪問販売で突然屋根修理を持ちかける・保険等で無料修理ができると言う・依頼してないのに屋根に勝手に上がるといったことがあれば、悪徳業者の可能性が高いです。見積もりも注意深く確認し、不明点は説明を求めましょう。

悪徳業者と優良業者の見分け方については、屋根修理のトラブルに注意!悪徳業者と優良業者の見分け方って何?で解説しておりますので、ぜひご参照ください。

まとめ

屋根リフォームの見積書について、その見方や注意点、素材別の費用をご紹介しました。リフォームの見積書は専門用語が多く、記載方法も業者によってバラバラです。一般の人がパッと見て理解できない場合も少なくありません。

だからこそ、契約者が納得できないまま契約することは避けるべきです。契約者が納得するまでとことん説明できない業者なら、契約しないほうが身のためでしょう。

ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。工務店を通さない職人会社への直接発注だから、安くて良い工事は当たり前。屋根工事・屋根修理・外壁工事において職人や屋根・外壁などを熟知した営業がお客様に直接工事のご提案やアドバイスできます。

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