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2020.07.21

雨漏りの原因はさまざま…原因別の修理費用相場をご紹介します!

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こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、誰もが気になる『雨漏り修理』について、皆さんに気をつけておいてほしいポイントや実際の修理費用相場などをご紹介してきたいと思います。住宅で発生する雨漏りというものは、その原因や症状がお客様毎に違ってきますので一概に『雨漏り修理は〇万円で可能です!』などと費用を確定させるのが難しいものです。実際に、インターネットなどで「雨漏り 修理 費用」などと検索したとしても、修理業者のサイトなどに紹介されている金額は「〇万円~」や「〇~〇万円」などとかなりの幅を持たせた、いわゆる『相場』表示になっていることがほとんどです。

お客様からすれば、予算などもありますしある程度はっきりした金額というものを知りたい…と考えて検索するのでしょうが、実際の症状を確認してみなければ修理に必要な作業がどういったものなのか確定できないため、作業内容と相場の表示になってしまうのです。中には「雨漏り修理:25,000円」などと、あたかもどんな雨漏りでも魅力的な金額で修理できるような表現をしている業者もあるのですが、雨漏りの原因が何なのかが分からない限り、正確な金額は算出しようがないのです。例えば、こういった定額の雨漏り修理業者に依頼した場合、見当違いな修理を行われて雨漏りが止まらない…なんて場合もありますし、現地で値段を吊り上げる交渉をされて辟易してしまう…なんてことも多いのです。

そこでここでは、雨漏り原因別にどういった作業が必要になり、その費用はいくらぐらいかかるのかということをご紹介していきます。

雨漏り修理費用は業者によって異なる!

どのような住宅だとしても、一度建てれば一生そのままの状態を保ってくれるようなことはなく、経年劣化や自然災害の影響などでさまざまなトラブルに見舞われてしまうことになります。その中でも雨漏りに関しては、住宅トラブルの8割以上を占めていると言われており、誰もが雨漏り被害に遭う可能性があるものだと考えておかなければならないものなのです。

それでは、実際に雨漏り被害に遭った際にはどうすれば良いのでしょうか?最近では『DIY』を趣味としている方が多く、雨漏りも自分で修理してしまおうと考える方もいるのですが、DIYによる雨漏り修理は非常に難しいものなのです。というのも、住宅で発生する雨漏りというものは、その原因となる箇所がさまざまで、プロの職人だとしても雨漏り原因箇所を特定することが非常に難しいものと言われているのです。したがって、一般の方が目に見える劣化部分を修理したとしても、雨漏りが止まることが無く、修理が遅れることによって他の場所まで被害を拡大してしまう…なんてことも珍しくないのです。

屋根の専門業者からすると、住宅で雨漏りが発生した際には、早急に専門業者に連絡し『原因の特定⇒雨漏り修理』をしてもらうようにするのがオススメです。もちろん、費用が掛かってしまうことなのですが、修理遅れれば遅れるほど、関係のない場所に水が回り、住宅全体をもろくしてしまうリスクが高くなってしまいます。

POINT雨漏り修理は相見積もりが重要

冒頭でご紹介したように、雨漏りが発生した場合には、まずインターネットを利用して「雨漏り修理 費用」などと検索してみるという方がほとんどだと思います。実際に、雨漏りを見つけた時には、すぐに修理業者に調査を依頼するというのがゼファンとしてもオススメの行動となります。

しかし注意が必要なのは、上記のような検索をしたとしても、あなたの家の雨漏り修理が「いくらで可能なのか?」ということは明確に分からないということです。上述しているように、一口に雨漏りと言っても、その原因はさまざまで、原因箇所の特定ができない限りは正確な修理費用の算出はできないのです。つまり、「雨漏り修理25000円~」などと非常に魅力的な金額アピールをしているような業者でも、はっきり言うと実際の工事がその金額で出来るようなことはないと考えておかなければいけません。

さらに、同じ屋根業者だとしても雨漏り修理で使う道具や機械一つ一つの『単価』が異なりますし、得意とする屋根材の種類も違ってきますので、同じような工事を行ったとしても金額に格差が出てくるものなのです。中には、雨漏り原因の特定が出来ないことから「葺き替え工事をしなければ雨漏りは直りません!」などと不必要な工事を勧められる場合もあることでしょう。

お客様が雨漏り修理費用を少しでも抑えたいと考えているのであれば、必ず複数の業者から相見積もりを取るのがオススメです。そうすることで、業者が言っている雨漏り原因が本当に正しいのか、その修理の費用相場がいくらぐらいなのかを把握することができるようになるのです。
雨漏り修理となると、「すぐに雨漏りを止めなければ…」「生活が不便だ…」などと言った理由で、焦って契約してしまう人も少なく無いのですが、業者の選定をきちんとしなければ修理しても雨漏りが止まらない…なんて結果を招いてしまうリスクがあると覚えておきましょう。

雨漏り修理は原因の特定が重要

それではここからは、雨漏り修理にかかる費用についていくつかのパートに分けてご紹介していきたいと思います。雨漏り修理を進める場合には、まず「雨漏りの原因箇所はどこなのか?」を特定しなければいけません。一般の方からすれば、雨漏りは屋根に何らかの問題が発生し起こるものだと考えるものなのですが、実はそこまで単純なものではないのです。

  • 屋根が原因の雨漏り
    皆さんのイメージ通り、屋根が原因となる雨漏りは多いです。しかし一口に『屋根からの雨漏り』と言っても、細かく見ていけばさまざまな原因箇所に分類することができるのです。例えば、屋根材のズレや亀裂から水の侵入がある…、瓦屋根の漆喰が劣化して水が侵入している…、雨仕舞として施工されている板金が劣化している…、など、非常に多岐にわたる雨漏り原因が考えられるのです。
  • 外壁が原因の雨漏り
    あまりイメージできないかもしれませんが、住宅の外壁が雨漏り原因となる場合もあります。そもそも雨というものは、真下に向かって降り注ぐだけでなく、風に煽られて斜めに降ることの方が多いものです。つまり、強風を伴う雨の場合、外壁に雨が当たり劣化部分から水が侵入してしまうことになるのです。もちろん、『外壁からの雨漏り』と言っても、原因は複数考えられます。
  • コーキングの劣化が原因の雨漏り
    住宅の各所には、隙間を埋めるためにコーキングが施工されています。このコーキングは、経年劣化で徐々に痩せてしまい、最終的にボロボロになって脱落してしまうものなのです。隙間を埋める目的で施工されるものですので、これが劣化してしまうと「住宅に隙間ができる」と同じ意味です。つまり、雨漏り原因となるのです。
  • 雨樋が原因の雨漏り
    見落とされがちな雨漏り原因が『雨樋の劣化』です。雨どいは、屋根に落ちた雨を適切に排水する目的で取り付けられます。つまり、雨樋に何らかの問題が生じてしまうと、雨水を適切に排水できなくなってしまい、雨漏りを引き起こしてしまうことになるのです。目に見えて雨樋が割れているなど、わかりやすい症状もありますが、傾斜がズレて排水不良を起こす…など、一般の方では判断しづらい劣化症状もあり、雨漏りが発生するまで劣化に気付けないということが多い場所なのです。

大まかに分けて紹介しただけでも、雨漏り原因箇所が複数あるということがわかりますね。
つまり、雨漏りを止めるための修理となると、まずは上記のどこの部分が原因となり雨漏りが発生しているのかを調査して特定しなければいけないのです。原因が分からなければ「どんな修理が必要なのか?」分かるわけはありませんよね。
雨漏り修理業者の中には、屋根にも上がらず修理内容と費用の見積もりを提出してくる場合もあるそうですが、まともに原因調査を行わない業者はその時点で信用しない方が良いと思います。ちなみに、雨漏り原因の特定方法もさまざまなものがありますので、手法と費用相場を以下でご紹介しておきます。

CHECK雨漏りの原因調査は費用が掛かる場合も

住宅で雨漏りが発生した際には、まず専門業者による調査を依頼し雨漏り原因の特定を行うこととなります。ゼファンでは、雨漏り修理のお問い合わせがあった際には、経験方法な職人が現地にお伺いし、住宅のどこから雨漏りが発生しているのか慎重に調査を行うとこからスタートします。基本的には、目視調査によって雨漏り原因の特定を行うこととなり、この場合は雨漏り原因の調査に費用が掛かるなどと言うことはほとんどないでしょう。

しかし、建物が非常に複雑な構造をしている、マンションなど集合住宅の雨漏り調査など、目視調査だけでは正確な雨漏り原因の特定が難しい場合もあり、そのような場合は以下ような少し特殊な調査方法が必要になり、費用が掛かる場合もあるのです。一般的には、調査段階は『無料』と考えておけば良いと思います。

調査の種類 詳細 費用目安
目視調査 最も一般的な調査方法で、屋根や外壁、内壁などを目視、触診、打診し浸水経路の特定を行います。 無料の場合が多い
散水調査 水の侵入口と考えられる場所にシャワーホースなどで散水し、雨漏りを再現させる方法です。10~30分間の散水を特定できるまで繰り返し、赤外線カメラなどと組み合わせることもあります。 3万円~20万円
赤外線カメラ調査 目視で、雨漏りの侵入口に目星をつけたうえで、赤外線カメラを使って表面温度の違いなどで特定します。高確率で雨漏り原因の特定ができ、建物に負担が少ないのがメリットですが、コストがかかります。 7万円~25万円
ガス調査 雨水の到達点にトレーサガスを送り込み、侵入経路の逆から雨漏り原因を特定します。マンションなど、RC構造でよく利用される方法ですが、建物構造によっては侵入口の特定が難しい場合もあります。 10万円~40万円

調査費用に関しては、「どの手法で調査するのか?」によって費用が異なり、さらに建物の構造や使用機材などによって同じ調査方法でも費用に差が出る場合があります。中には、目視調査だけでも費用を請求する業者がありますので、問い合わせの段階で調査に費用が発生するのか確認しておくのがオススメです。

原因場所別の雨漏り費用相場について

それではここからは、実際に雨漏り修理を業者さんに依頼して進める場合、どの程度の費用が掛かってしまうものなのかについてご紹介していきましょう。ここまでの説明で分かるように、一口に雨漏りと言っても、その原因となる場所はさまざまで、原因場所が違うのであれば当然修理にかかる費用相場も変わってきてしまうのです。
ここでは、大まかに分けて住宅の原因場所別の雨漏り修理費用相場をご紹介していきたいと思います。

雨漏り原因箇所 修理費用目安
屋根が原因の雨漏り 1~40万円
外壁が原因の雨漏り 5~50万円
バルコニーが原因の雨漏り 5~25万円
コーキングの劣化が原因の雨漏り 4万円~20万円
屋上が原因の雨漏り 20万円~

原因場所を大まかに分けて修理費用目安をご紹介すると上表のようになります。この価格を見てみると「価格に幅がかなりある…」と思ってしまうかもしれませんが、上述しているように、同じ屋根からの雨漏りだとしても、さらに細かく原因が分類されてしまうためです。例えば、瓦1枚の交換で修理可能な雨漏りと、屋根の下地となるルーフィングからやり替えなければならない…などと言った場合では、修理にかかる費用は大幅に変わってきてしまうものなのです。

この記事を見ていただいている方のために、それぞれの場所についてよくある雨漏り原因とその修理費用も以下でご紹介していきましょう。

屋根が原因の雨漏り修理費用相場

まずは屋根に何らかの問題が生じてしまい、雨漏りが発生している…という場合の修理費用相場からです。近年では、台風の大型化や短時間に猛烈な雨が降る集中豪雨などによって雨漏りが発生する…というご家庭が増えています。

こういった屋根からの雨漏りに関しては、雨漏りが発生する前から板金の固定が緩んでいた…、屋根材にズレが生じていた…などといった小さな劣化が生じており、それが台風の強風などによって一気に表面化して雨漏りが発生するというパターンが多いです。したがって、本来は定期的に屋根の点検を行うことで雨漏りを未然に防ぐことも可能なのです。
屋根からの雨漏りについて、よくある雨漏り原因箇所とその修理費用相場は以下のような感じです。

修理の内容 修理費用目安
漆喰の補修 10~40万円
棟板金の修理 5~20万円
谷樋の修理 7~20万円
板金や天窓のコーキング補修 4万円~20万円
瓦数枚の差し替え 3~10万円
屋根リフォームが必要な場合 60万円~

※いずれの工事でも、足場の組み立て費用や諸経費などが別途かかります。

一口に屋根の雨漏り修理と言っても、原因によってさまざまな対処が考えられるのです。屋根の雨漏り原因としては、「谷板金の劣化」「棟板金の破損」「漆喰の劣化」などが多いです。
したがって、まずは雨漏り原因の調査を行って原因を特定し、必要な工事とその見積りが提出されるという流れになります。なお、屋根からの雨漏りに関しては、部分的な修理だけではどうしようもないという場合も考えられます。
例えば、雨漏りに気付いていたものの、コストをネックとして修理を放置していた…などと言った場合、屋根の下地材が腐食してしまって、表面的な修理では根本的な雨漏りリスクを解消できない…という場合があるのです。そのため、雨漏り修理の問い合わせを頂いたとしても、現地調査の結果、カバー工事や葺き替え工事など、屋根の全面リフォームが必要になることもあると覚えておきましょう。雨漏りは放置すればするほど、劣化を進行させてしまうものですので、気付いた時にはできるだけ早く対処しなければならないと考えておきましょう。

雨漏り修理例 漆喰補修

上の画像は、京都市で行った雨漏り修理事例です。画像から分かるように、屋根の棟部分に施工されていた漆喰が脱落してしまい、そこからの水の侵入で雨漏りしてしまっていたのです。この工事では、既存の漆喰を一度取り払い、新たに塗りなおすことで雨漏りが止まりました。
修理にかかった費用は、約6万円でこの工事では火災保険を利用して修理しました。

> 雨漏り修理『漆喰補修』の施工事例へ

外壁が原因の雨漏り修理費用相場

次は、外壁に何らかの問題が生じて雨漏りが発生するというパターンです。一般の人からすれば、外壁と雨漏りは結び付かない…と考えている方が多いかもしれません。しかし、外壁のひび割れや塗装の劣化、コーキングの劣化などが原因となり、雨漏りしてしまう…ということは珍しくないのです。
外壁は、普段から注意深く確認するようにしておけば、雨漏りが発生する前に劣化に気付くことができるようになります。したがって、普段の生活の中などで、たまに家の周囲を回ってみて劣化症状が出ていないか自分でも点検してみましょう。雨漏りが発生した場合には、原因によって以下のような費用が掛かります。

修理の内容 修理費用目安
コーキングやひび割れの補修 5~10万円
コーキングの打ち替え 15~40万円
外壁の再塗装 60万円~
外壁材の張り替えor重ね張り 80万円~(面積による)

※工事内容によっては足場の組み立て費用や諸経費が別途かかります。

外壁にもモルタル壁やサイディング壁と種類が存在しますので、まずはご自宅で使用している外壁材における雨漏り原因を事前に調べておくと良いでしょう。サイディング壁の場合、サイディングの継ぎ目にできる隙間を埋めるためコーキングが施工されているのですが、これが経年劣化で脱落することで雨漏りを引き起こしてしまう場合があります。一般的には7年程度に一度の頻度でコーキングの打ち替えが必要と考えておきましょう。
また、外壁に施されている塗装に関しては、建物の外観イメージのためと考えている方が多いのですが、実は防水効果などの機能面も塗装が担っているのです。したがって、必要な外壁塗装を怠ってしまうと、それが原因となり雨漏りが発生してしまう…なんてことがあるのです。外壁の再塗装に関しては、使用する塗料などによっても大きく費用が変わりますので、上記の費用はあくまでも目安程度に考えてください。

雨漏り修理例 コーキングの打ち替え

サイディング壁の場合、上画像のように経年劣化を原因としてコーキングが脱落してしまう…ひび割れが発生してしまう…という症状が出てきます。このコーキングは、目地にできる隙間を埋めることが目的で施工されていますので、これが脱落してしまうと「壁に隙間ができる」のと同じ意味なのです。つまり、この隙間から水が侵入して外壁からの雨漏りになるのです。
上述したように、コーキングは7年程度に1度の打ち替えが推奨されていますので、長期的な住宅のメンテナンス計画を立てて、雨漏りする前に補修するのがオススメです。なお、この施工事例の場合、家全体のコーキングうち替えで約15万円程度の修理費用となりました。

> 雨漏り修理『コーキングの打ち替え』施工事例はコチラ

窓枠・ドア枠が原因の雨漏り修理費用相場

外壁の劣化に含んでも良いのですが、わかりやすいように別でご紹介しておきます。どのような住宅でも、窓やドアというものは必ず存在します。窓やドアというものは、極端に言えば、外壁に穴をあけて取り付ける物であり、雨漏り側の視点から考えれば、外壁にわざわざ開口部を作り出すということなのです。もちろん、家を建てる時には、この部分からの雨漏りを防ぐために、窓枠と外壁にできる隙間をコーキングでしっかりと埋めるという対応がなされています。したがって、コーキングの状態が万全であれば、窓やドア部分から水が浸入するということはないのです。
しかし、上述したように、コーキングは経年劣化してしまうもので、窓枠に施工されているコーキングも7年程度に一度の頻度で打ち替えが必要になるのです。これを怠ってしまうと、コーキングの劣化部分から水が侵入してしまい雨漏りが発生するという結果を招いてしまいます。なお、窓に関しては、屋根に穴をあけて取り付けるタイプの天窓も存在します。こちらも同様の理由で雨漏りが発生してしまう危険がありますので、定期的に点検・メンテナンスを欠かさないようにしてください。「雨漏りを防ぐ!」ということに重点を置くのであれば、屋根に開口部ができる天窓はない方が絶対に良いです。

修理の内容 修理費用目安
窓枠・ドア枠のコーキング補修 5~20万円
天窓周辺の補修 5万円~
天窓の撤去 20万円~

※工事内容によっては足場の組み立て費用や諸経費が別途かかります。

窓やドア枠部分のコーキングが脱落したことにより雨漏りした…という場合、該当部分のみのコーキングうち替えであれば修理費用を数万円程度に抑えることも可能です。しかし、他の窓枠から雨漏りしていない場合でも、同じ時期に施工したコーキングであれば、近いうちに雨漏りしてしまうリスクがあると考えた方が良いです。コーキングの打ち替えに関しては、外壁部分と合わせて一気に行うことでコストを抑えることが可能でしょう。
天窓に関しては、固定が緩んでしまう…、コーキングが劣化してしまう…などと言った理由で雨漏りすることが多いです。したがって、それを補修すれば雨漏りを止めることは可能です。ただし、天窓がある限り、無い住宅よりは雨漏りリスクが高くなってしまうことは間違いありませんので、屋根リフォームのタイミングなどで天窓を無くしてしまうという方も少なくありません。この辺りは、住宅全体に関わることですので、慎重に検討したうえで、決定する必要があるでしょう。天窓を残すのであれば、通常の屋根よりも頻繁に点検を入れるのがオススメです。

雨漏り修理例 窓枠コーキング補修

松原市で行ったコーキング補修工事です。上の画像を見ていいただければわかりますが、窓枠に施工されていたコーキングは、経年劣化により痩せてしまい一部が脱落している状態です。この状態にまでなると、コーキングが脱落した隙間から雨水の侵入を許してしまうことになり、雨漏りがいつ発生してもおかしくないと言える状況です。
この工事では、他の部分には脱落している箇所は見られなかったのですが、表面にひび割れが多く入っているなど劣化が見られたため、外壁全面のコーキングうち替えを行いました。修理費用に関しては約10万円となりました。

> 雨漏り修理『窓枠コーキング補修』施工事例はコチラ

ベランダが原因の雨漏り修理費用相場

ベランダやバルコニーがある住宅の場合、この部分からの雨漏りも注意しなければいけません。戸建て住宅のベランダ部分は、簡易の屋根などが取り付けられているものの、建物から突き出している場所となってしまいますので、横向きの雨が降れば大量の雨水が吹き込んでしまい、床面や笠木部分に劣化が生じていればそれが原因で雨漏りしてしまうことがあるのです。

修理の内容 修理費用目安
床面の亀裂を補修 5~15万円
防水塗装 10万円~
ベランダ下地から補修 25万円~
笠木の補修 5万円~

ベランダの雨漏り修理に関しては、表面にできた亀裂の補修や笠木の取り換え、コーキング補修などであれば、数万円程度の費用に収まることもあります。しかし、雨漏りを長く放置してしまい、ベランダの下地からやり替えなければならない…などと言った場合には、30万円近くの修理費用になってしまうこともあるいでしょう。
なお、ベランダには、吹き込んだ雨水を排水するための排水口(ドレン)があるのですが、この部分にゴミが溜まってしまい、排水不良を起こしてしまっている…という住宅が多いです。排水が上手くいかず、長く水が留まることになると、その分雨漏りのリスクが高くなりますし、床面の劣化も速くなってしまいます。定期的に排水溝周辺の点検と清掃を行うようにしましょう。

雨漏り修理例 バルコニー床面防水塗装

大阪府四条畷市で行ったバルコニーの床面防水塗装工事です。塗装工事前は、床面に亀裂が多く入っており、ベランダに雨水が侵入することにより水が染み込んでしまっていたので、いつ雨漏りの症状が出てもおかしくないような状態でした。そのため、表面にウレタン防水塗装を施すことで、ベランダに侵入した雨水が建物内にまで染み込むことを防ぐようしました。
ベランダやバルコニーの防水塗装は、面積も小さくなりますので、低コストで雨漏り対策が可能です。今回の工事も、笠木部分の補修も併せて約15万円のコストで実現しています。ベランダ部分は、雨漏り原因箇所としても見落とされがちで、何の対策もしていない…という方が多いので注意してください。

> 雨漏り修理『バルコニー床面防水塗装』施工事例はコチラ

雨樋が原因の雨漏り修理費用相場

雨どいの破損が原因となる雨漏りも意外と多いです。雨どいに関しては、屋根に落ちた水を適切に排水するという非常に重要な役割がある割に、その重要性が見落とされがちなイメージが強い部分です。実際に、雨樋が経年劣化でもろくなってしまい、部分的に穴が開いている…、強風に煽られて部分的に外れてしまっている…、ゴミが溜まって詰まっている…など、目に見える劣化があるのにも関わらず、放置されているという住宅は少なく無いのです。
しかし、こういった雨樋の劣化は、雨漏りを引き起こす以外にも、雨樋から零れ落ちる水で地盤が掘れてしまい、構造的な問題が生じる…、外壁に大量の水がかかり劣化を速めてしまう…、騒音や跳ねた水が隣家の壁を汚してしまい近隣トラブルの原因となる…など、さまざまな問題を引き起こす危険もあるのです。
雨樋に劣化が見られる場合には、できるだけ早く修理をするのがオススメです。

修理の内容 修理費用目安
雨樋の交換・修理 6,000円前後/m
雨樋の継ぎ手補修 20,000円~50,000円/1ヶ所
雨樋の清掃 3,000円/m~
雨樋の全交換 20~40万円

※m数が少ない場合は一式になります。

雨樋は数メートルの部材を継ぎ手を使って繋げていくものですので、部分的に割れた…穴が開いた…などと言った場合、該当部分の部材を交換することで低コストで修理することも可能です。しかし、雨樋の耐用年数が15~20年程度と、それなりの長さになることもあり、「経年劣化で一部分に割れが…」などと言った場合、メーカー側がすでに新商品に切り替わっていて部品が手に入らないなどと言うことも考えられます。そういった場合には、部分的な補修で修理可能な状況でも、雨樋の全交換をしなければいけないと覚えておきましょう。
なお、雨樋に関しては、下から見たのだけでは正確な状況がつかめません。住宅周辺に大きな木がある、山に隣接しているといった住宅の場合、雨樋自体には何の劣化症状が出ていなくても、落ち葉などが詰りの原因となり、雨漏りを引き起こしてしまう場合もあるのです。したがって、ゴミなどが飛んできやすい立地という方は、定期的に点検・清掃を依頼するのが雨漏りを未然に防ぐ対策になります。

雨漏り修理例 雨樋修理

奈良県奈良市で行った雨樋修理工事です。上図のように、雨樋の一部が大きく割れてしまい、そこから雨水が大量に漏れ出てしまっていたため部分的な部品交換で修理を行いました。雨漏りには直接関係が無いように思えますが、大量の水が落ちる際、外壁に水がかかってしまいますので、外壁の劣化を速めてしまいます。他にも、適切に排水ができませんので、建物の外観上も良くないですよね。
今回の修理は、メーカー側にまだ在庫がある商品でしたので、部分的な修理対応が可能でした。修理費用は約5万円です。

> 雨漏り修理『雨樋修理』施工事例はコチラ

雨漏り修理は業者選びが重要!

ここまでは、住宅で発生する主な雨漏り原因と、それを修理するための費用相場についてご紹介してきました。雨漏り修理にかかる費用に関しては、お客様によって「何が原因で雨漏りしているのか?」ということが違いますし、劣化症状や使用屋根材などさまざまな相違点があるため、どの業者であってもサイト上で明確な費用感を出すのが難しい工事でもあるのです。

それでは、お客様がインターネットなどで修理を依頼する業者を見つける時には何に注意すれば良いのでしょうか?雨漏り修理に関しては、業者に依頼して修理してもらったのに、雨漏りが止まらなかった…なんてことがSNSなどに書き込まれることもあり、『優良業者』と『悪徳業者』の見分け方は誰もが知っておきたいと考えることでしょう。したがって、ここでは、雨漏り修理業者を決定する際におさえておきたいポイントをご紹介します。

CHECKこんな業者は注意が必要

まずは注意が必要な業者の特徴からご紹介していきましょう。雨漏り修理に失敗してしまう業者には、いくつかの共通点がありますので、以下のような業者は注しましょう。

業者の特徴 詳細
「絶対に直せる」と言い切る業者 お客様からすれば、費用を支払う訳ですので「絶対に直せる」と断言する業者に依頼しようと考えるかもしれませんね。しかし、雨漏りというのはそこまで単純なものではなく、複雑な原因が絡み合って雨漏りとして表面化している場合があり、熟練の職人であっても雨漏り修理に『絶対』はないのです。雨漏り修理を依頼する場合に注意しておきたいのは、絶対と言い切る事ではなく、修理後のアフターフォローがどうなっているのか?と言う点です。万一再発した場合でも、再修理を無料で行ってくれる契約になっている業者ほど信用できると考えましょう。
現地調査をせずに見積りを出す 雨漏り修理においては、現地調査が必須です。屋根にも上がらず、直接見てもいないのに雨漏り原因の特定などできるわけがありません。それなのに、見積りを提出してくる業者は信用しない方が良いでしょう。
すぐに葺き替え工事を勧めてくる 雨漏りの状況によっては葺き替え工事をしなければいけない状況があるのも確かです。しかし、中には部分的な修理で直せるのに、高額な葺き替え工事が必要だと説明してくる業者もいるのです。これを防ぐには、相見積もりを取る、葺き替え工事が必要な理由を現状の画像や映像できちんと説明してもらうなどの対策が必要です。
大幅な値引きをする業者 値引きは誰もが嬉しいものですが、意味不明に大幅な値引きを提示される場合、その業者は高確率で悪徳業者です。契約してしまうと、直らない雨漏り修理に何度もお金を支払うことになり、損しかないでしょう。

CHECK信用できる業者の特徴

以下のような特徴を持つ業者であれば、信用して雨漏り修理を依頼できると思います。

業者の特徴 詳細
きちんと雨漏り原因を特定し説明してくれる 優良業者であれば、住宅のどこが原因となり雨漏りが発生しているのかをきちんと特定してくれます。そして、特定した原因に対して、なぜその工事が必要なのかも説明してくれますので、納得して契約することができるはずです。
屋根の内側まで確認する 雨漏りは、表面的な破損が原因となっているのではなく、屋根の内側に原因がある場合もあるのです。したがって、表面的にさらっと調査するのではなく、しっかりと屋根の内側まで確認し、雨漏り原因の特定をしてくれる業者が安心です。
専門業者に依頼する 近年では、ヤマダ電機などの家電量販店がリフォーム業界に進出しており、知名度の高さから信用してしまう人が増えています。しかし、こういった大手業者などは、自社で工事をするのではなく、下請け業者に作業をさせるのです。したがって、実際に作業を行う職人が本当に知識と技術を持っているのか、事前に確認することができません。運が良ければ腕の良い職人に修理してもらうことができるかもしれませんが、そうではないリスクがあるのです。地元の専門業者であれば、自社施工になりますので、余計なマージンもかからずコストがおさえられますし、本当に信用できる業者なのかもキチンと確認したうえで発注ができるというメリットがあります。
画像や映像を使って説明してくれる 雨漏り修理は、原因の特定が最も重要で、それができれば工事の8割が完了すると言われるほどです。お客様には、何が原因なのかを説明し必要な工事をご提案するのですが、その際に、現状の屋根の状況などを言葉だけでなく、写真や映像で見せてくれる業者が安心でしょう。お客様自身が現状の屋根の状況を理解できますので、コストをかけることに納得できるはずです。
複数の提案をしてくれる業者 最後は、雨漏り修理の手法として、いくつかのプランを提示してくれる業者です。雨漏りしているということは、既に屋根内などに水が侵入しているという意味ですので、根本的な部分から修理したほうが良いのも事実なのです。したがって、部分的な修理にかかる費用、本格的に修理するためのプランなど、お客様が将来のことを考えて選択できる複数のプランをきちんと提示する業者ほど安心です。

最近では、ホームページ上に非常に安価な雨漏り修理費用を掲載している業者が多くなっています。しかし、その業者が本当に信用できるのか、雨漏りを止める技術を持っているのかを確認しなければ、費用の安さなど意味がないのです。雨漏りに関する知識が無い業者に何度依頼したとしても、雨漏りは止まることもなく、意味のない修理費用が嵩むばかりです。
雨漏り修理を依頼する場合には、しっかりと業者を見極めるためのポイントを押さえておきましょう。

雨漏りは火災保険を使えば無料で修理できる?

近年の屋根修理業界では、さまざまな屋根にまつわる修理に火災保険が適応できるという話を耳にすることも多いため、雨漏り修理も火災保険を利用できないのかな…と考える方は多いことでしょう。そもそも火災保険というものは、万一、住宅火災があった際、その補償のために加入しているもので、屋根と火災保険の関係性がイマイチ分からない…という方も少なく無いでしょう。しかし、火災保険というものは、火事の保障のみをしてくれる保険というわけではなく、非常に幅広い住宅トラブルの備えになるのです。

もちろん、火災保険を使って住宅の修理をする場合には、いくつかの条件を満たしていなければならないので、以下の適用範囲は覚えておきましょう。

  • 風災に関する補償
    屋根被害の修理によく利用される保証です。風災補償の特約が付いている火災保険であれば、台風・突風・竜巻などの強風で屋根や外壁に被害が出た場合、保険を適用して無料で修理することも可能です。風が原因の住宅トラブルは火災保険が使えるかもと覚えておきましょう。
  • 雪災に関する補償
    屋根に積もった雪の重みで建物が被害を受けた…、雪崩で被害を受けた…などと言った場合も火災保険を適用できます。雪が多い地域に住んでいる方であれば、雨樋の修理などに利用したことがあるという方も多いかもしれませんね。
  • ひょう災に関する補償
    ひょうが降ったことによって、建物が被害を受けた場合も火災保険を適用して修理が可能です。ただし、「直径5mm以上の氷の粒」が対象で、5mm未満は『あられ』と判断されるため保険を利用できません。

屋根修理に火災保険が利用できるという話をよく耳にするようになっていますが、全ての修理に適応できるわけではりません。特に注意が必要なのは、火災保険に加入している方でも上記のような特約が付帯されていない場合、火災保険を利用することができません。念のため、ご自身が加入している火災保険の補償範囲は、きちんと把握しておきましょう。

なお、以下のような場合も火災保険を利用することはできません。

CASE1経年劣化が原因の雨漏り修理

雨漏り修理が火災保険の対象外となってしまうケースの中で、代表例と言えるのが経年劣化です。経年劣化とは、時間の経過や使用によって、建物のさまざまな部分が消耗し、老朽化してしまうことを指しています。
ちなみに、雨漏り原因としても、この経年劣化が原因となっているものが非常に多く、特に重大な外的要因がないにもかかわらず、長年の使用により屋根材や外壁材が劣化して、ヒビが入ってしまったりすることから雨漏りを引き起こすのです。本来、火災保険とは、突発的な事故や災害によって発生した損害を補償するためのものですので、こういった経年劣化による雨漏りは対象外になってしまうと覚えておきましょう。
ちなみに、直接的な雨漏り原因が「風に飛ばされてきた飛来物がぶつかったから…」といった場合でも、修理を遅らせることで雨漏り原因の特定が難しくなってしまったら、経年劣化が原因で雨漏りした…と判断されてしまうことがあります。したがって、何らかの被害が確認できたときには、できるだけ早く専門業者に連絡し対処してもらうようにしましょう。

CASE2業者の施工不良が原因の修理

新築や屋根リフォームしたばかりなのに、雨漏りしてしまった…などといった場合、火災保険は利用できないと考えておきましょう。このような状況は、施工を行った業者の施工不良が原因で住宅トラブルが生じているわけですので、『突発的な事故や災害によって発生した損害を補償する』ための火災保険は利用できないのです。
住宅で起こる施工不良は以下のようなものが考えられます。

  • 目地などにつめられるコーキングが不十分だった…
  • 防水シートが剥がれている…破れている…
  • 適切でない材料が使用されている…

上記のように、業者の施工に何らかの不備があり雨漏りが発生した場合は、火災保険を適用することはできません。ただし、こういった場合には、施工業者に対して賠償請求することができるので、無償修理対応は受けられるでしょう。

CASE3地震が原因となる雨漏り

最後は、地震による住宅トラブルです。地震による大きな揺れは、屋根瓦がズレてしまったり、外壁に亀裂がはいったりと、直接的なダメージが建物に発生してしまう場合があります。当然、こういった被害は、損傷部分からの雨水の侵入を許してしまいますので、雨漏りを発生させることが多いです。
しかし、火災保険は、基本的に「地震・津波・噴火による被害」の補償は対象外と定められているため、雨漏り修理に火災保険を適用することができないのです。これは、大災害になりやすい地震は、被害規模が非常に大きくなることがあるため、損害額が莫大になり、保険会社の支払い能力を超えてしまうことがあるためです。したがって、地震に備えようと思えば、保険会社と政府が支払い責任を分担する『地震保険』に入っておく必要があります。

雨漏りは未然に防ぐことが重要

ここまでは、雨漏りが発生してしまった際、その修理にいくらぐらいかかるのか…や、どういったことが原因で雨漏りしてしまうのか…ということを中心にご紹介してきました、上述しているように、雨漏りというものは住宅トラブルの8割以上を占めていると言われるほどですので、誰もが雨漏りで困ってしまう…という状況に陥いる可能性があるのです。

しかも、雨漏りが発生しているということは、既に住宅内に水が侵入してしまっている証拠ですので、修理して雨漏りを止めれば良いというだけの問題に収まらない可能性もあるのです。水はどこにでも広がっていくものですので、小さな劣化から侵入した水が建物の重要な柱を腐食させてしまうなど、住宅全体の問題にまで発展することも考えられるのです。つまり、住宅トラブルの王様と言える雨漏りに関しては、本来雨漏りしてから対処を考えるべきものではなく、雨漏りさせないための対策が最も重要になるのです。

したがって、雨漏り費用のことばかりを考えるのではなく、以下のポイントを押さえて住宅を維持していくようにしましょう。

POINT1屋根材の状態をチェック

皆さんがイメージしている通り、屋根が原因となる雨漏りは多いです。したがって、屋根からの雨漏りを防ぐためにも、普段から屋根材の状態をこまめにチェックするようにしましょう。一般の人が見ただけではなかなか判断しづらいものですが、小まめに確認しておけば、小さな変化には気づくことができますので、違和感を感じた際などに早めに業者に点検を依頼できるというメリットがあります。
また注意が必要なのは、使用している屋根材によって注意点が微妙に異なるということは理解しておいた方が良いでしょう。瓦屋根の場合、屋根材のズレや漆喰のひび割れ・脱落などと言った事に注意してください。スレート屋根は、表面の塗装や屋根材のひび割れ・反りあがりなどに注意です。金属屋根は、塗装の劣化やサビている部分はないかなどをチェックすると良いでしょう。他にも、屋根に使用されている各種板金のサビや浮きなどもチェックが必要です。
こう見ると、意外とチェックポイントが多いため、自分ではなかなか難しいと考える方が多いかもしれません。その場合は、年に1回、時期を決めて専門業者に点検してもらう体制を作ると良いでしょう。

POINT2棟部分のチェック

屋根の頂上部分のことを『棟』というのですが、住宅の中で最も高所に位置する部分ですので、風の影響を受けやすく、雨漏り原因となることも非常に多いです。したがって、雨漏りを未然に防ぐためには、この棟部分の定期的なチェックも重要です。
ちなみに、瓦屋根の場合、棟瓦を積んで棟がつくられ、スレートや金属屋根では棟板金と呼ばれる板金が施工されています。つまり、同じ劣化ポイントでもチェックする内容がかなり違ってきますので、注意しましょう。瓦屋根の棟は、地震の揺れや台風の強風でズレてしまう…歪んでしまう…などといった事が多いので、自然災害の後には丁寧に点検を行いましょう。棟板金に関しては、釘やコーキングなどで固定されるのですが、経年劣化で固定が緩んでしまうという劣化が生じます。固定が緩んで板金に隙間ができると、その部分から水が浸入してしまう…強風で吹き飛ばされるなどの被害が考えられますので、定期的に点検しましょう。

POINT3コーキングの劣化をチェック

サイディングの目地を埋めるため、窓枠やドア枠にできる隙間を埋めるためにコーキングが施工されています。このコーキングに関しては、7年程度が耐用年数と言われており、施工してから時間経過とともに徐々に痩せてしまい、最終的に脱落してしまうのです。コーキングが劣化してしまうと、住宅に隙間が生じてしまうと同じ意味ですので、定期的に住宅周囲を回りコーキングの状態を確認するようにしましょう。
コーキングは、ひび割れが見られる状態で打ち替えを依頼するのがオススメですよ。

POINT4雨樋の不具合、ゴミ詰り

意外と見落とされがちになるのが雨樋の点検・メンテナンスです。雨樋は、屋根に落ちた雨水を適切に建物外に排水するために取り付けられている住宅設備です。雨樋が無ければ、屋根から水が直接落ちてしまい、外壁を汚したり、住宅の基礎部分の地面を掘ったりと、住宅トラブルの原因となってしまいます。また、意外と多いのが、新築後10年を過ぎても1度も雨樋の清掃をしたことが無いというご家庭で、このような住宅では雨樋が詰まってしまい排水が上手くいかないことで雨漏りを引き起こしてしまう…ということがあるのです。
雨樋には、風に飛ばされてくる落ち葉やゴミ、砂や埃などさまざまなものが溜まってしまいますので、定期的な清掃などのメンテナンスが欠かせないと覚えておきましょう。また、台風などの強風が吹いた後には、支持金具が歪んで傾斜角度がズレてしまう…といった不具合も出ますので、災害後は専門業者に点検してもらうのがオススメです。

CASE5外壁の劣化をチェック

上述しているように、住宅で発生する雨漏りは、外壁の何らかの劣化が原因となっていることも少なくありません。例えば、外壁に入った亀裂から水が浸入する…表面に施工されている塗膜の効果がなくなってしまっており、防水効果が失われることで水が浸透して雨漏りになる…なんてことがあるのです。
したがって、時々で良いので、住宅の周囲をぐるっと回って、外壁や表面塗装の状態や切れるが生じていないかなどを確認しておきましょう。

CASE6その他のチェックポイント

上記以外にも屋根形状やバルコニーの有無などで雨漏りが発生してしまう場合があります。バルコニーは建物から突き出している場所ですので、雨水が入り込みやすく雨漏り原因となってしまう場合があるのです。したがって、バルコニーの床面の亀裂や塗装の状態、パラペットの笠木の固定はしっかりしているかなど、定期的にチェックしておきましょう。
また、近年では屋上スペースが活用できる陸屋根の人気が高くなっているのですが、陸屋根は傾斜のある屋根よりも水が長くとどまることになるため、雨漏りリスクが非常に高いと言えるのです。紫外線の影響も強く受けますので、陸屋根の防水層が耐用年数よりも早くダメになってしまう…なんてこともありますので、陸屋根の雨漏りを防ぐためには定期的に専門業者に点検してもらうという体制を作るのがオススメです。意外と認識されていないことですが、屋根形状によって弱点が違ってきますので、家を建てる時からその辺りのことを考えておくのがオススメですよ。

まとめ

今回は、誰もが経験する可能性がある住宅トラブルの『雨漏り』について、万一雨漏りが発生してしまった場合、その修理にいくらぐらいかかってしまうのか?ということを中心にご紹介してきました。この記事でもご紹介したように、雨漏りというものは住宅トラブルの8割以上を占めているとも言われており、いつあなたの身に起こるか分からない非常に身近なトラブルなのです

ご自宅で雨漏りが発生した場合には、ほとんどの方がインターネットで修理業者を探すことになると思うのですが、皆さんが最も知りたい雨漏り修理費用に関して、明確な価格を提示しているホームページなどはほとんどないでしょう。というのも、住宅で発生する雨漏りに関しては、さまざまな雨漏り原因が考えられますし、どういった修理が必要なのかもそれぞれの症状によって全く違ってきてしまうからなのです。実際に、同じ症状が出ている雨漏りだとしても、その原因は全く異なるもので、片方は数万円で修理できるのにもう片方は葺き替え工事が必要で100万円以上のコストがかかる…なんてことは珍しくないのです。
したがって、あなたの家で雨漏りが発生した場合には、まずは専門業者にすぐ連絡し、雨漏り原因の特定とどういった修理が必要なのかを調査してもらうようにしましょう。雨漏りが発生した時には、焦ってしまい業者選定も良くしないで契約してしまうという方も少なく無いのですが、一度心を落ち着けて可能であれば複数の業者さんに調査・見積りの提出を依頼するのがオススメですよ。何度も言いますが、雨漏り原因の特定はプロの職人でも難しいことですので、未熟な業者に工事を依頼してしまうと何度修理しても雨漏りが止まらず、無駄なお金を支払うだけになってしまう危険があるのです。雨漏り修理を依頼する業者は、慎重に選定するようにしましょう。

最後に、住宅で発生する雨漏りに関して、生活に不便があまりない場所での雨漏りや、天井にシミができているだけで生活に支障が無いなどと言った場合、コストをかけるのを嫌がって雨漏り修理を先延ばしにしてしまう人も少なくありません。しかし、このような対応を取ってしまうのは非常に危険だということを覚えておきましょう。生活に支障がないとはいえ、住宅内に水が侵入していることは間違いありませんし、修理を遅らせれば遅らせるほど、本来関係のなかった場所まで劣化させてしまう危険があるのです。そのため、雨漏り修理だけであれば数万円で直ったものが、放置した結果、建物ごと立て替えなければならなくなる…なんて事例もあるのです。
雨漏りは、見つけた時にすぐ対処するのが重要だと覚えておいてください。

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