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2018.01.26

片流れ屋根は雨漏りリスクが高い!?屋根形状によるデメリットをご紹介!

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こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
最近街中を車で走ったり、普通に歩いたりしている時に思う事は『片流れ屋根』が増えたな~という事です。屋根に様々な形状があり、それぞれその土地の気候や気象条件、建物のデザイン性によって採用される屋根形状が変わると言った事が多いのですが、一般の方はあまり屋根の形状について気にすることは少ないかもしれませんね。しかし、屋根の形状はそれぞれの形状によってメリットとデメリットが違い、そこを押さえておかないと、将来的にメンテナンス費用が莫大にかかって困るなんてこともあるんです。
最初に書いた『片流れ屋根』は太陽光パネルを少しでも多く屋根に載せる為にと採用されることが増えている屋根形状ですが、実は大きなデメリットも持っています。今回はそんな『片流れ屋根』のデメリットとその対策法をご紹介したいと思います。

『片流れ屋根』ってどんな形状

出典:http://www.kmew.co.jp/

『片流れ屋根』と名前を聞いただけでどんな形状なのかわからないと言う方も多いですよね。『片流れ屋根』は上画像の様に一方向に向かって下がっていく一枚板の屋根の形状です。屋根の形状としては非常にシンプルで、モダンなデザインにしたいと言う方や、屋根を南側に向けて傾斜させると太陽光パネルを最大限に設置することが可能な事もあり、近年採用されることの多くなった屋根形状です。
屋根形状については以前まとめてご紹介しましたのでそちらもご覧ください

『片流れ屋根』のデメリット

『片流れ屋根』は上述の通り、太陽光発電が流行している事もあり採用されることが増えている屋根形状です。しかし、『片流れ屋根』にはデメリットもあるので知っておきましょう。

Demerit.1雨漏りリスクが高い

『片流れ屋根』は雨漏りリスクが高いと言われています。ある瑕疵保険会社の調査では、新築雨漏り事故の75%は『片流れ屋根』だったとのデータもあるそうです。
『片流れ屋根』は強風雨の場合、破風板と野地板の境目から、雨水が野地板の裏面を伝い水となって侵入することがあり、雨水などが建物内に侵入する場合が多くあります。
また、けらば部分は同じ屋根の大きさであれば片流れ屋根の場合2倍の長さになります。長さが2倍になるという事は単純に軒先に流れる雨水も2倍になるという事で、雨漏りや野地合板の腐朽劣化リスクが高くなります。

片流れ屋根の雨漏り対策

  • 伝い水は透湿ルーフィングを棟に巻いてSTOP
    片流れ屋根の棟端部の伝い水は透湿ルーフィングを棟に巻くことで対処できます。透湿ルーフィングは強度もあり破れる事もなく、湿気を排出する機能もあるので棟部の防水には最適です。
  • けらばにはシール材付きけらば水切りを使いましょう。

Demerit.2屋根面の日当たり不足による野地合板の劣化

屋根の日当たりなど気にすることなどあまりないかもしれませんが、実は結構重要なのです。
近年増加している片流れ屋根ですが、都市部の様な狭小地では北側斜線の高さ制限から北面屋根となるように設計されることが良くあります。しかし、北面片流れ屋根は、真冬の場合、太陽高度の関係上1日中屋根面が日陰になる場合があります。この場合、野地合板は日射による温度上昇をしませんが、壁や小屋裏は日射による温度上昇があります。その場合、壁などの木材は湿気を放出し、放出された湿気は温度の低い北面野地合板に吸収され、野地合板は高湿化します。この湿気の流れは太陽高度の低い冬の間は繰り返されるため、野地合板の含水率が上がってしまい、木材の腐食を招く場合があります。

北面片流れ屋根での野地合板劣化の対策は、透湿ルーフィングと野地面通気材を使用することが有効です。また、南面片流れ屋根の場合でも全面に太陽光パネルを設置する場合、北面と同じく屋根面は日陰になります。その為北面片流れ屋根と同じく野地板の劣化リスクはあります。

Demerit.3片流れ屋根は換気不足になる

一般的に屋根の劣化を防ぐ方法として、小屋裏を換気する方法があります。この小屋裏換気には「風力による風力換気」と「温度差による温度差換気」がありますが、このどちらも片流れ屋根の場合、その効果が軽減されてしまいます。
まず切り妻屋根の風力換気を考えてみましょう。ある一方から風が吹くと、その方向の軒天換気入口・外壁通気層入口・棟換気入口などから小屋裏へ外気が侵入します。そして反対側の換気口から排出され小屋裏換気がスムーズに行われます。しかし片流れ屋根の場合は、その形状からわかる通りどちらか一方は換気口がありませんね。その為、風力による小屋裏換気は機能しません
次に温度差換気ですが、これは建物の内外温度差によって換気を促進する物ですが、一般的に温度差が大きい、建物の高低差が大きいほどその換気能力は高いと言われています。しかし片流れ屋根は緩勾配の屋根形状の物が多く、そういった場合には温度差換気も機能しなくなります。この両方の小屋裏換気が機能しないという事は小屋裏を高湿化し、野地板の腐食を招く恐れがあります。

片流れ屋根の建物を建てるときには「小屋裏換気を多くしてください」と施工会社に依頼しましょう。片流れ屋根で十分な小屋裏換気量を確保するには様々な方法があります。
●換気棟の設置数を増やす。
●軒天換気を全周に設置する。
●妻壁での妻換気を設置する。
等、様々な方法があります。

片流れ屋根の雨漏り対策はしっかり行いましょう

今回は近年増加している屋根の形状『片流れ屋根』の特徴とデメリットについてご紹介しました。片流れ屋根は太陽光パネルを大量に載せる事が出来る事と建物のデザイン性の良さもあり採用される方がとても多いです。しかし、片流れ屋根の増加と共に雨漏り事例も急増しているという事を頭に入れておきましょう。
片流れ屋根はその特徴的な形状によって雨漏りリスクや将来的な部材の劣化リスクがとても高いと言うデメリットがあります。何も考えずに施工を進めてしまうと、あなたの大切な建物で雨漏りしてしまうなんてことも考えられますので、是非今回ご紹介した対策をとって施工を進める事をオススメします。

ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!

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