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2020.02.28

瓦なのに地震に強い!?プロの屋根職人が評価する『ルーガ鉄平』と『ルーガ雅』のメリットは?

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こんにちは、屋根修理と外壁修理のプロ集団・ゼファンです。
今回は、近年「理想の瓦屋根の外観を作れるのに、地震や台風などの自然災害にも強い!」と注目されているケイミュー社が販売するルーガシリーズのラインナップについてご紹介します。日本の屋根と言えば、古くから和瓦が採用されることが多く、日本建築独特の重厚感ある外観を実現できると、現在でも非常に高い人気を誇っています。この『瓦』に関しては、日本の伝統である外観イメージを実現できる以外にも、非常に耐久力が高い屋根材であることが特徴で、屋根に使用される瓦に関しては100年以上にわたって現役で使用できる場合があるほどの強さがメリットです。しかし、この瓦は、土を焼き固めて作るという素材的特徴で、近年高機能化が進む屋根材と比較して、「非常に重量がある…」ということがデメリットになっています。というのも、屋根材の重量が重くなってしまうと、建物の屋根自体も当然重くなってしまうことになり、それにより建物の重心を高くしてしまうことになるのです。
建物の重心に関しては、子供のことに習った物理を思い出していただければわかりやすいのですが、重心が高くなればなるほど、地震などの横揺れの力が加わった場合、大きく横に揺れてしまうことになりますよね。建物が大きく揺れてしまうということは、屋根に施工されている瓦などへの被害も大きくなってしまいますし、最悪の場合、建物の倒壊被害にまでつながってしまいます。そのため、近年では「より軽量な屋根」が好まれるようになっており、重量のある瓦屋根からスレート屋根や金属屋根に葺き替えする方が増えているのです。しかし、スレートや金属屋根に関しては、すっきりとしたシンプルな見た目が実現できるものの、瓦屋根の重厚感のある外観はなくなってしまいます。したがって、長く瓦屋根の建物に住んでいる方の中には、どうしてもスレートや金属屋根の見た目が気に入らず、葺き替えを躊躇してしまうのです。
そこで注目されているのが、上述したルーガシリーズです。ルーガは、伝統的な瓦屋根の外観を保ったまま、屋根の重量も大幅に軽量化することが可能で、弊社が施工した葺き替え工事でもお客様に大変喜んでいただいています。そこで今回は、ケイミュー社が販売するルーガシリーズの特徴をご紹介します。

関連記事:ルーガへの葺き替え費用の目安はコチラ

ルーガが持つ多くのメリット

それでは最初に、ケイミュー社が販売するハイブリット瓦『ルーガ』が持つ、さまざまなメリットから見ていきましょう。まずルーガの大きな特徴と言えるのは、『瓦』なのに非常に軽量だという事です。どれぐらいの重量かと言うと、一般的な陶器平板瓦と比較すると半分以下の重量しかありません。さらに、ルーガ特有の施工方法となるため、屋根土などを施工することもなく、屋根全体の重量を大幅に軽量化することが可能なのです。
こういった『軽量』という特徴があるため、「瓦屋根の外観を保ったまま地震対策ができる!」と人気のルーガですが、他にもさまざまなメリットがありますので、ここではルーガが持つ、他の屋根材と比較した場合のメリットをまとめてご紹介しておきます。

Merit1ルーガは台風にも強い!

近年では、台風が大型化していると言われており、今後さらに台風の大型化が進むと言っている専門家も多いです。したがって、家族の安全を守るためには、台風に対しても強い屋根を実現するという視点も重要です。
一般的にですが、スレート瓦や陶器瓦は、衝撃にはそこまで強くなく、割れやすいということや風に飛ばされやすいという弱点を持っています。もともと屋根材に瓦が利用されていたのは、重い方が強風には強いという考えもあったためと言われています。しかし、風速50mを超えるような強風が吹く台風を考えてみれば、屋根材の重さなどあってないようなものです。さらに、台風の際には、強風で飛ばされてきたものが屋根にぶつかる…なんてことも珍しくなく、このような現象で瓦やスレートが割れてしまい、雨漏りにつながる…などと言う被害も多いのです。
しかし、『ROOGA(ルーガ)』ついては、上の動画を見ても分かるように、大人の男性が思い切りハンマーで叩いたとしても割れる事はありません。上の動画は、実際に弊社で衝撃試験を行った時の動画ですが、社内でも驚きの声が上がるほど硬い素材で、ビクともしませんでした。
またルーガは、専用の施工方法で施工する必要があり、その施工法は、野地板に釘で固定すると言う方法です。そのため、通常の陶器瓦と比較しても台風などの強風に対しても非常に強いです。

Merit2地震に強い!

現在ルーガが屋根業界で注目されているのは、「瓦なのに軽量な屋根を実現でき、葺き替え工事をすることで地震対策ができる!」という理由があるからです。
上述したように、ケイミュー社が販売するルーガシリーズは、一般的な陶器平板瓦の半分以下の重量しかありません。したがって、今まで重量のある和瓦を採用している瓦屋根の住宅でルーガを採用する場合、屋根全体を軽量化することが可能になり、地震などがあった際にも横揺れが小さくなり、倒壊のリスクも低くなるのです。
もちろん、「軽量さ」だけで言えばガルバリウム鋼板を採用した金属屋根素材の方が軽いのですが、ルーガであれば日本建築の外観イメージを保ったまま大幅な屋根重量の軽量化が可能だというのが大きなメリットになるでしょう。なお、カラーベストなどのスレート屋根と比較すれば、そこまで大きな重量の差はなく、瓦屋根からルーガへの葺き替えは、耐震性能を格段にアップさせると考えられます

Merit3長く美観を保つ!

ルーガシリーズには『ルーガ鉄平』と『ルーガ雅』という2種類のラインナップが存在します。そして、この両方の屋根材には、ケイミュー社の独自技術「グラッサコート」を塗膜に採用しており、それにより色あせの原因となる紫外線から鮮やかな色や光沢を守り、美しさを長期間キープすることができるのです。
例えば、新築業界で人気のスレート屋根であれば、屋根材自体には防水機能などなく、基本的に表面に施される塗装によって各種機能を持つようになるのです。しかし、この塗装に関しても、塗膜の寿命というものがあり、一般的な塗料では7~10年程度に1度の頻度で再塗装工事などのメンテナンスが必要になります。もし再塗装などを放置してしまうと、屋根材自体にもろにダメージが入ることになり、メーカーが公表しているような屋根材の耐用年数など持つわけありません。スレート屋根が人気なのは、導入費用の安さがメリットとして捉えられているためですが、10年に1度の再塗装が必要など、中長期的に見るとコスト的なメリットはそこまでないのです。
ルーガであれば、20年以上も美観を保ってくれると言われていますので、10年に一度、足場を組んで再塗装…などといったメンテナンスから解放されるという大きなメリットが存在しています。

Merit4非常に優れたデザイン性!

「日本の景観は?」と聞かれれば、ほとんどの方が伝統の日本建築を思い浮かべ、そこには重厚感のある『和瓦』は絶対に欠かせないと考えるものではないでしょうか?確かに、文化財などに選ばれている伝統的な建物は、『瓦屋根』があってこそだと言うのは誰もが思う事でしょう。この日本建築独特な重厚感は、スレート瓦や金属屋根ではどうしても出せないでしょうね。
しかし、ルーガは和瓦とそん色のないデザイン性を持っており、日本建築の並ぶ京都の街並みだとしても非常に馴染むものです。
なお、ルーガには『鉄平』と『雅』の二つのラインナップが用意されており、それぞれに非常に美しいデザイン性を持っています。もちろん、カラーバリエーションも豊富に用意されていますし、厳かな屋根に装飾してくれる「棟」や「鬼」等もありますので、重厚感を保ったまま好みの屋根を実現してくれます!

ルーガのデメリットは何?

ここまでで、ハイブリット瓦などと呼ばれるルーガのメリットについてご紹介してきました。メリットだけを見てみると、屋根材はルーガ一択なのではないか…と考えられるほど優れた屋根材だと思いますよね。実際に、台風や地震などの自然災害が多い国として有名な日本に住むと考えた場合、ルーガがオススメなのは間違いありません。
しかし、数多くのメリットが存在する一方で、いくつかのデメリットも指摘されていますので、ルーガの導入を検討している方は、デメリット面も良く認識しておく必要があるでしょう。ここでは、一般的に言われるルーガのデメリット面をご紹介しておきます。

ルーガのデメリット

  • 導入費用が高額になる
    まずルーガのデメリットとして挙げられるのは、他の屋根材と比較して、導入費用が割高になる点です。ルーガは、屋根材自体が高機能なので割高になるのはもちろん、屋根を構成するときに使用する垂木やルーフィングなどの副材も、メーカーの純正品か同等品を使用しなければいけないという決まりがあります。この決まりによって、確実に高品質な屋根が実現できる一方で、無理やり施工費を安くするなどと言ったことが難しいのです。
  • 施工期間が長い
    ルーガはメーカーが決めた専用の施工方法に則って施工を進めなければいけません。通常の瓦屋根であれば、屋根土の上に瓦を並べて噛み合わせる…などと言った施工方法になっていることもあるのですが、ルーガは1枚1枚の屋根材を野地板にきちんと固定しなければならないのです。したがって、台風などにも非常に強い屋根が実現できる一方で、他の屋根材の施工よりも時間がかかってしまいます。
  • どこでも施工ができるわけではない
    ルーガはメーカーに認められた『ルーガショップ』でしか施工できないと言う決まりがあります。したがって、近くの屋根屋さんにルーガの導入を依頼したとしても断られてしまう可能性があるのもデメリットと言われています。ただし、『ルーガショップ』に認められているということは、屋根施工会社としての一定の基準にあると判断できる指標にもなりますので、筆者としてはこれをデメリットに入れるのはどうかと思っています。

近年非常に人気の高い屋根材となっているルーガですが、上記のようなデメリットも存在していることを忘れてはいけません。なお、上記のようなポイントを守らずに施工した場合、メーカー保守が受けられなくなりますので、安い副材を使用しましょうなどと話を持ち掛けられた場合、その業者の話は絶対に断った方が良いですよ。

ルーガのラインナップについて

ここまでの説明で、屋根材としてルーガが非常に優れているということは分かっていただけたと思います。しかし、上述したように、ルーガにも種類が存在していますので、実際にルーガへの葺き替えを検討した場合、それぞれの特徴はつかんでおかなければいけません。
ここでは、ルーガの2つのラインナップ『ルーガ雅』と『ルーガ鉄平』それぞれの特徴について簡単にご紹介しておきます。

Item01伝統的な外観を望むならるが雅がオススメ

まずは、ルーガの中でも、より日本建築に近い外観を実現してくれる『ルーガ雅』の特徴からご紹介しておきましょう。
上述したように、ルーガには『ルーガ雅』と『ルーガ鉄平』という2つのラインナップが存在しているのですが、両者ともに非常に高い耐久力と和瓦の様な重厚感を持っているのに軽量なこと、再塗装不要な美観保持機能などさまざまな機能性を持っていることに変わりはありません。
この2つの決定的な差というのは、『デザイン性の違い』にあるのです。ルーガは、「日本の伝統である瓦屋根の見た目を保ったまま屋根の軽量化ができる」などと言われることが多いように、長く瓦屋根に住んでいた方でも、ルーガであれば違和感なく受け入れられるというのが大きなメリットになります。特にルーガ雅に関しては、京都市内など伝統的な建築物が並ぶ街並みでも何の違和感も出ないよう、考えられたデザインになっているのが特徴です。ルーガ鉄平に関しては、雅に比べると平たいデザインになっているのが特徴で、洋風建築でも合うようにデザインされているのです。
したがって、瓦屋根からルーガへの葺き替えで、「日本建築の外観は保ちたい!」と考えているのであれば、ルーガ雅がオススメです。ルーガ雅には、『鬼』や『高棟』などの役物もたくさん用意されているため、理想の外観イメージを実現することができると思います。
なお、カラーバリエーションも以下のように6種類のカラーが用意されていますので、お好みのカラーを選びましょう。

出典:http://www.kmew.co.jp/

Item02ルーガ鉄平ならスタイリッシュな建物を実現

伝統的な外観を維持してくれるルーガ雅に対して、平たいデザインが特徴のルーガ鉄平は、洋風建築にも見えるスタイリッシュな建物を実現してくれるのが特徴です。もちろん、高い耐久力や、軽量な屋根を実現し耐震性を高める、長く美観を保持してくれるなどの機能面に関してはルーガ雅と同じです。
瓦屋根からルーガへの葺き替えを選択される方の多くは、多少割高になっても「瓦屋根の見た目を壊したくない…」と考えていると思います。そのため、より日本建築の見た目を実現できるルーガ雅の方が圧倒的に高い人気を誇っていると考える人が多いのですが、実はルーガ鉄平もルーガ雅に負けないぐらいの人気があるのです。もちろん、住宅の外観デザインに関しては、洋風建築寄りになってしまうため、ルーガ鉄平は人気がなさそう…と考えてしまうのは致し方ないことだと思います。
しかし、弊社がお客様とお打ち合わせする際など、ルーガ鉄平の施工事例などを見ていただいたときには、どことなく伝統の日本建築のようなイメージを感じる上に、よりシンプルでスタイリッシュな見た目を実現できるという点を気に入るお客様も非常に多いのです。役物などに関してはルーガ雅よりも少なくなってしまいますが、ルーガ鉄平は雅でもできない「日本の伝統を守りながらより洗練させることができる」と考えていますので、弊社としても非常にオススメできる屋根材と言えます!
ルーガ鉄平に関しても、ルーガ雅同様に6個のカラーバリエーションが用意されています。

出典:http://www.kmew.co.jp/

まとめ

今回は、地震や台風などにも強いと人気になっているケイミュー社が販売するハイブリット瓦ルーガシリーズについてご紹介してきました。
現在、瓦屋根を採用した住宅に住んでいる方であれば、「瓦は重いから地震い弱い…」「瓦は台風などの強風にも弱い…」などといった情報が出回っていることもあり、自然災害が発生した場合に何らかの住宅被害が出てしまわないかと不安に感じている方も多いのではないでしょうか?実際に、多くの屋根メーカーが公表するデータでも、屋根材の重量が建物の耐震性能に悪影響を与える…という結果が出ていますし、地方自治体の補助金制度を見てみても、葺き替え工事による屋根軽量化は建物の耐震補助金などを適用できる場合があるのです。
このような情報を知ると、「やっぱり瓦屋根はダメなんだ…」と考えてしまう人も多いことでしょう。特に近年では、屋根材の軽量化や高機能化が年々進んでいますので、長く瓦屋根を採用してきた住宅でも、そろそろ諦めて軽量なスレートや金属屋根を検討しているという問い合わせも多いです。こういった、「瓦屋根にこだわりがある!」という方にオススメできるのが今回ご紹介したルーガシリーズです。ルーガは、上述したように、『雅』と『鉄平』というラインナップがあるのですが、どちらも非常に軽量で自然災害対策になるのに、日本の伝統建築の重厚感を保ってくれる屋根材となっています。特にルーガ雅に関して言えば、京都市内などの街並みに入ったとしても、何の違和感も感じないほど『和』の屋根材を実現しているのです。
今後、南海トラブ地震などの超巨大地震の発生が近づいていると言われる日本では、「できるだけ地震による被害を出さないためにはどうすれば良いのか?」という視点を持った住宅づくりが非常に重要になると考えられます。ルーガシリーズであれば、『軽量』『高い耐久力』『専用の施工方法』など、この屋根材だけが持つさまざまな特徴がありますので、『災害大国』と呼ばれる日本では非常にオススメできると思います。
現在、災害対策を含めた屋根リフォーム工事をお考えであれば、ぜひゼファンまでお問い合わせください。弊社では、打ち合わせの段階から経験豊富な屋根職人がお伺いいたしますので、お客様の要望やご予算に最適な屋根材の選択からアドバイスさせていただきます!

ゼファンは、自社職人及び専属外注の職人集団で屋根修理・雨漏り修理を行っているプロ集団です。調査の段階から自社の職人が行いますので、正確に原因を突き止め、屋根に最適な修繕方法をご提案しております。関西一円(大阪・神戸・兵庫・京都・奈良・滋賀)で屋根のお困りごと(屋根修理、雨漏り修理)がございましたらお気軽にご相談ください!
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